ブライトホルン: Breithorn、大きい山の意)は、スイスイタリアの国境にあるペンニネアルプス山脈の山。標高4164m[2]マッターホルンモンテローザのおよそ中間、テオドゥル峠の東のアルプス主系に位置する。大部分は氷河に覆われ、主峰の東側に中ブライトホルン、東ブライトホルン、ブライトホルンツヴィリンゲ、ロッチャ・ネーラなど、いくつかの副峰がある。主峰はしばしば西ブライトホルンの名で区別される。最も近い村はヴァレー州ツェルマットヴァッレ・ダオスタ州アヤスである。

西側のクライン・マッターホルンからの眺め
ブライトホルン
北側のガンデック小屋から見たブライトホルン
最高地点
標高4,164 m (13,661 ft)
プロミネンス433 m (1,421 ft) [1]
アイソレーション4.2キロメートル (2.6 mi)
親山頂モンテ・ローザ
座標北緯45度56分28秒 東経7度44分50秒 / 北緯45.94111度 東経7.74722度 / 45.94111; 7.74722座標: 北緯45度56分28秒 東経7度44分50秒 / 北緯45.94111度 東経7.74722度 / 45.94111; 7.74722
地形
所属山脈ペンニネアルプス山脈
登山
初登頂1813年
最容易
ルート
氷河/雪原
プロジェクト 山

アルプスの4000m級のなかでは、最も登りやすい山とされる。ツェルマットから登山道の起点である3820m地点まで、クライン・マッターホルンのケーブルカーで行けるためである。イタリア側(南側)の標準ルート(南南西)は、35度の雪の斜面を登るまで、氷河の高原が続く。しかし、慣れていない登山者が雪庇や悪天候に遭遇すると、厳しい困難に直面する場合がある。さらなる挑戦を望む熟練した登山者には、ブライトホルンの尾根を半分トラバースする選択肢もある。

1813年にヘンリー・メイナード、ジョゼフ=マリー・クッテ、ジャン・グラス、ジャン=バプティスト・エラン、ジャン=ジャック・エランが初登頂した。

2019年8月、「24時間テレビ42」内で土屋太鳳が生中継での登山挑戦することが発表された[3]

脚注 編集

  1. ^ スイス連邦地形局発行の地図による。中心的な鞍部はシュヴァルツトル (3731m) である。
  2. ^ 『地球の歩き方 2016〜17 スイス』ダイヤモンド・ビッグ社、2016年、204頁。ISBN 978-4-478-04886-3 
  3. ^ 氷河に覆われたスイスの4,000m峰 ブライトホルン山頂へ!女優・土屋太鳳が生中継で登山に挑戦!”. 日本テレビ (2019年8月3日). 2019年8月5日閲覧。

外部リンク 編集