プレベティコ山系スペイン語: Sistemas Prebéticosまたはスペイン語: Sistema Prebético[1])は、イベリア半島南部にある山系。スペインの4自治州にまたがっている。最高峰は標高2,382 mのラ・サグラスペイン語版

プレベティコ山系
セカ山地から見たラ・サグラ
所在地 スペインの旗 スペインアンダルシア州ムルシア州カスティーリャ=ラ・マンチャ州バレンシア州
位置 北緯37度57分 西経02度34分 / 北緯37.950度 西経2.567度 / 37.950; -2.567座標: 北緯37度57分 西経02度34分 / 北緯37.950度 西経2.567度 / 37.950; -2.567
最高峰 ラ・サグラスペイン語版(2382 m
延長 360 km
100 km
種類 アルプス造山運動新生代
プロジェクト 山
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ベティコ山系の形成過程
    プレベティコ山系
    スブベティコ山系
    ペニベティコ山系
カソルラ山地のアギロン・デル・ロコ

地理 編集

しばしばプレベティコ山脈(Cordillera Prebética)とも呼ばれるが、「山脈」や山地の連なりであると表現するのは好ましくなく、不完全な山地の「システム」である。ベティコ山系にさらに2つある副次的山系(スブベティコ山系、ペニベティコ山系)とは異なり、西部地域には存在せず、スール・デ・ハエン山地英語版東端のマルトス近くから始まる。プレベティコ山系はアンダルシア州東部の内陸部から、ムルシア州を経由して、バレンシア州南部の地中海岸に達する[2]

最高峰はサグラ山地のラ・サグラスペイン語版(2,382m)であり、その他にはセグラ山地スペイン語版カソルラ山地英語版も標高が高い。アルメリア県北部のマリーア山地スペイン語版はプレベティコ山系とペニベティコ山系との遷移地帯にある。

地質 編集

プレベティコ山系の地質は親山系であるスブベティコ山系と同様の特徴を分かち合っており、スブベティコ山系の東側の支山系であるとされている。プレベティコ山系を構成する物質は比較的浅い海で形成された[3]。プレベティコ山系の東部の北側はイベリコ山系と接続している。

山地 編集

プレベティコ山系に属する山地を西から列挙した。

 
カソルラ山地と「白い村」オルノス

脚注 編集

外部リンク 編集