ボストンバン
ボストンバン(英: Boston bun、サリー・ラン(英: Sally Lunn)とも)は、ココナッツアイシングを厚く塗り重ねた大きなスパイスバンであり、オーストラリアやニュージーランドなどで普及している。このバンは伝統的にマッシュポテトを漉したものが入っており[1]、現代的なバージョンでは時折干しブドウやサルタナが入ることもある。干しブドウやサルタナが入るようになったのは1930年代からとされている[2]。「ボストンバン」と名付けられた製品の販売記録は20世紀初頭にまで遡ることができる[3]。紅茶のお供にするべく、スライスしたりバターを塗ったりすることが多い。ボストンバンという名前の起源は不明である[4]。ニュージーランドにある北島では「サリー・ラン」として有名であるけれども、同じ名称の伝統的なイギリスのバンであるサリー・ラン・バンとの関連性はない。
ボストンバン | |
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別名 | サリー・ラン |
種類 | スパイスバン |
発祥地 |
オーストラリア ニュージーランド |
主な材料 |
強力粉 マッシュポテト 膨張剤 水または牛乳 砂糖 ドライフルーツ 香辛料 ココナッツアイシング |
関連項目
編集脚注
編集- ^ "Boston Bun" Archived July 24, 2011, at the Wayback Machine., recipe, New Zealand Woman's Weekly
- ^ “RECIPES”. Wagga Wagga Express (NSW : 1930 - 1939): pp. 15. (1930年9月6日) 2019年9月3日閲覧。
- ^ “BREVITIES”. Independent (Footscray, Vic. : 1883 - 1922): pp. 2. (1906年6月23日) 2019年9月3日閲覧。
- ^ “Aussie Food Terms”. The Australian Dictionary Centre (October 2004). April 11, 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年9月9日閲覧。