ボンナイフは、東京都墨田区のボン安全剃刀製作所本舗で製造されていたナイフ。

類似品に大阪の坪米製作所で製造されている「ミッキーナイフ」があり、ボンナイフの製造終了後も製造・販売されていたが[1]、2023年3月に廃業しこちらも製造終了となっている[2] [3]

概要 編集

安全剃刀のような刃を使った使い捨てナイフ[1]。持ち手に「BON」のアルファベット表記あり。特定の製品の名称だが、同形状の総称として呼称される。

荷紐や紙を切ったり鉛筆を削ったりする用途のほか、工作などにも使用され、刃の付け根が回転して折りたたみできるものもある[1]。小型刃物の肥後守に取って変わり、1970年ごろ(昭和40年代)に流通していたが、鉛筆削り器やカッターナイフの普及にともない製造終了となった。

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c 高畑正幸『文房具語辞典:文房具にまつわる言葉をイラストと豆知識でカリカリと読み解く』誠文堂新光社、2020年、ISBN 978-4-41-651887-8、p.165
  2. ^ “「これが本当に最後」昭和の文具「ミッキーナイフ」製造会社が廃業、在庫を集めた文具店に惜しむ声が集まる”. livedoorニュース. https://news.livedoor.com/article/detail/24007803/ 2023年11月6日閲覧。 
  3. ^ “図工で使った懐かしの“黄色いバケツ”製造元の3月廃業に惜しむ声…今後は入手できなくなる?決断の背景を聞いた”. FNNプライムオンライン. https://www.fnn.jp/articles/gallery/480280 2023年11月6日閲覧。 

関連項目 編集