ボードPC(ボードピーシー)は、液晶ディスプレイのシルエットにパソコン本体としての機能を組み込んだオールインワンタイプのパーソナルコンピュータの形態である。

概要編集

ボードPCは、液晶ディスプレイ一体型パソコンのうち、液晶ディスプレイにパソコンを内蔵したような形状を持つ薄型の機種名称である。基本的にはデスクトップパソコンに分類されるが、ディスプレイが本体を兼ねるという形状から、そのままでも自立するほか、機種によっては壁掛けにも対応する。

これらの製品は、廉価版としてのネットトップ機種から、地上波デジタル放送チューナーなどを内蔵するなど高性能・多機能を目指す製品まで様々であるが、そのいずれもが液晶ディスプレイにコンピューター本体としての機能を組み込んだものと定義される。

こういった分野では、先行するタブレットPCタッチパネル内蔵)もあるが、ボードPCではキーボードマウスなどのユーザインタフェースを接続して操作することを前提としており、またインテリア性に特化した意匠性を重視するデザインの製品が主である。なお同形態の先行する製品にはGatewayの「Profile」(1999年)やiMac G5(2004年)も存在するが、同語は2006年のVAIO type Lシリーズ発表に際し「一枚型のボードPC」として使われた用語[1]として、後発する同形態の他社製品にも使われるようになった傾向も見られ、パソコン形態のジャンルとしてはあまり明確な定義を持って定着しているとは言いがたい。

代表的なモデルとして、ソニーの「VAIO type L」シリーズや、NECの「VALUESTAR N」シリーズ、富士通の「FMV-DESKPOWER F/A50」などがある。日本国外メーカーの製品としては、ネットトップの延長にあるMSIAP1900エイサーGateway ZXASUSEee Topなどがある。

なおこれらの機種はデスクトップとはいっても、その薄型軽量な筐体にもより、一定の可搬性が発生する。その多くでは自立するスタンド機構を持つため、ネットブック同様に無線LANと併用すれば、家屋内で電源が得られる場所に持っていきコンセントに差し込むだけでインターネットにも接続可能であろうし、またパソコンに求められる各種作業はこなせると考えられる。

脚注編集

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  1. ^ PC Watch記事

関連項目編集