ポラリトニクス
概要
編集1970年代より既にポラリトンを使用した素子の可能性に関して提唱されていた[1]。 これまでは個別に考えられてきた分極と電磁波の混合状態をポラリトンとして扱うことによって、これまでの技術とは全く異なる技術体系が出来る可能性がある。一例として光の速度が低下するポラリトンの状態での現象を応用すれば、気体を用いた量子コンピューターが実現する可能性がある。近年ではポラリトロニック・デバイスの開発が活発化しつつある[2][3]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ 国府田隆夫, 平林泉, 十倉好紀「表面励起子ポラリトン」『応用物理』第45巻第11号、応用物理学会、1976年、1069-1073頁、doi:10.11470/oubutsu1932.45.1069、ISSN 0369-8009、NAID 130003590043。
- ^ 勝山俊夫, 細見和彦「励起子ポラリトンの素子応用—極微細光・電子融合デバイス実現をめざして—」『応用物理』第71巻第6号、応用物理学会、2002年、664-670頁、doi:10.11470/oubutsu1932.71.664、ISSN 0369-8009、NAID 130003594538。
- ^ “実用化が近いポラリトロニクス”, Nature 453 (7193), (2008年5月15日)
文献
編集- 角屋豊, 山西正道「半導体微小共振器における共振器ポラリトンとTHz帯電磁波発生の可能性」『レーザー研究』第23巻第11号、レーザー学会、1995年、1008-1012頁、doi:10.2184/lsj.23.1008、ISSN 0387-0200、NAID 130003702038。