マスロフ指数(マスロフしすう)とは、半古典論において現れる位相因子の一つ[1]ハミルトンの運動方程式の停留解の位相因子において、正負の対角要素の数のずれを示すものである。すなわち、正負の固有値の数の和を2で割ったものである[2]

脚注 編集

  1. ^ 杉田 歩. “講演の概要”. 高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所筒井研究室. 2022年9月6日閲覧。
  2. ^ 杉田歩 (2002年6月20日). “周期軌道の安定性とマスロフ指数に関する最近の話題(「有限量子多体系の励起構造と相関効果」-原子核・量子ドット・ボース凝縮・クラスターを中心として-,研究会報告”. 物性研究刊行会. 物性研究 78(3). 2022年9月6日閲覧。