マルセロ・フェルナン橋

マルセロ・フェルナン橋(Marcelo Fernan Bridge)はフィリピンにある長大なプレストレスト・コンクリート橋エクストラドーズド橋)。マクタン・セブ国際空港やビーチリゾートのあるマクタン島ラプ=ラプ市と、セブ島マンダウエ市とを結ぶ。セブ市を中心とするフィリピン第二の大都市圏メトロ・セブの交通網の一部をなす。第二セブ・マクタン橋(Second Cebu-Mactan Bridge)とも呼ばれる。

マルセロ・フェルナン橋
セブ島マクタン島を結ぶマルセロ・フェルナン橋
地図
マルセロ・フェルナン橋の位置(ビサヤ諸島内)
マルセロ・フェルナン橋
マルセロ・フェルナン橋 (ビサヤ諸島)
マルセロ・フェルナン橋の位置(フィリピン内)
マルセロ・フェルナン橋
マルセロ・フェルナン橋 (フィリピン)
基本情報
フィリピンの旗 フィリピン
所在地 ラプ=ラプ市 - マンダウエ市間(メトロ・セブ
交差物件 マクタン海峡
用途 道路橋
管理者 フィリピン共和国公共事業道路省
着工 1996年
竣工 1999年
開通 1999年8月3日 (24年前) (1999-08-03)
座標 北緯10度19分35.6秒 東経123度57分59.4秒 / 北緯10.326556度 東経123.966500度 / 10.326556; 123.966500座標: 北緯10度19分35.6秒 東経123度57分59.4秒 / 北緯10.326556度 東経123.966500度 / 10.326556; 123.966500
構造諸元
形式 斜張橋
材料 プレストレスト・コンクリート
全長 1,237m
最大支間長 185m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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歴史 編集

マクタン島とセブ島の間には1973年に開通したマクタン・マンダウエ橋(オールドブリッジ)の激しい渋滞を解消するため、二本目の橋として1999年8月に開通した。橋の長さは1,237mで、中央径間は185m。4車線の車道と歩道がある。フィリピンではもっとも幅が広く長い橋の一つであり、日本の円借款鹿島建設など日本企業の施工により完成した。元々はコンソラシオン市にちなむ「コンソラシオン橋」と呼ばれていたが、セブ市の有力な政治家で上院議員でもあるマルセロ・フェルナンの名にちなんだ現在の名称へ改称された。

1999年度の土木学会田中賞、プレストレストコンクリート技術協会賞(作品部門)を受賞した[1]

備考 編集

橋のマクタン島側には、橋脚にミレニアムパークと呼ばれる公園があり、公園内にはフィリピン船員記念館がある。 橋の南北両側には歩行者用の通路がある。

橋はマクタン運河の北端に架かっており、約1.6 km南方にマクタン・マンダウエ橋が、その南にセブ・コルドバ連絡高速道路が架かっている。

脚注 編集

  1. ^ マルセロ・フェルナン橋(第2マクタン橋)”. 鹿島建設. 2021年3月13日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集