クラ川

トルコからアゼルバイジャンを経由してカスピ海に注ぐ河川
ムツクヴァリ川から転送)

クラ川(クラがわ、トルコ語: Kuraアゼルバイジャン語: Kür)あるいはムツクヴァリ川(ムツクヴァリがわ、グルジア語: მტკვარიグルジア語ラテン翻字: Mtkvari)、は、カフカス山脈から流れるである。トルコ東部に水源を持ち、ジョージアを経由してアゼルバイジャンに入る。アゼルバイジャンで支流であるアラス川と合流し、カスピ海に注ぐ。

クラ川
クラ川 2007年5月22日撮影
ジワリ修道院から見たジョージアムツヘタ付近でのアラグヴィ川(右側)との合流地点
延長 1,364 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 188,000 km²
水源 カフカス山脈
水源の標高 -- m
河口・合流先 カスピ海
流域
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クラ川流域図

名前は、大キュロスペルシャ語表記であるKuroshに由来している。西洋の古い記録によれば、「キュロス」の名で知られていた。ジョージアではクラ川は「ゆっくりな」を意味する Mtkvariという名前で呼ばれている。クラという名前はロシア人が最初に採用し、その後ヨーロッパの地図製作者たちも使用するようになった。

流れが遅く浅いためトビリシまで航行可能である。水力発電所もある。トビリシやルスタヴィなどの工業都市による排水で川の汚染が問題となっている。

クラ川はアラス川を支流としている。流域面積はクラ川の86,000km2よりもアラス川の102,000km2の方が広いが、クラ川の方が標高が高いため合流後の名前はクラ川になっている。

支流 編集

 
ジョージア上流域

下流より記載

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集