メカイとは、東京都の南多摩において伝承されている里山で自生する (アズマネザサ Pleioblastus chino) の表皮を薄く剥がしたものを編み上げる六つ目のである[1][2]

概要 編集

メカイは江戸時代から製作されてきたもので、漢字で表すと「目寵」(めかご)と表記され、製作者の間では「メケェ」とも呼ばれた。

南多摩のメカイ製作技術の主な特徴は次の3点である。

  1. メカイ包丁を使用する
  2. 芸術的な完成度は求められていなかったので、訓練すれば皆が作れた
  3. 材料の篠を乾燥させずに青いまま使う

2023年3月に東京都無形民俗文化財(民俗技術)に指定された。

保存団体は八王子メカイの会および多摩めかいの会の2つがある。

脚注 編集

  1. ^ 多摩のメカイ”. 竹虎四代目がゆく!. 2023年3月31日閲覧。
  2. ^ 第90回「メカイづくりでシノダケを利用して篠竹の増殖を防ぎ、山里の耕地を守る(里山農業クラブ)」”. all62.jp. 2023年3月31日閲覧。

外部リンク 編集