モナチン (monatin) は、南アフリカ共和国トランスヴァール地域で見られるキツネノマゴ科植物Sclerochiton ilicifoliusから抽出される、非常に強い甘みを持つアミノ酸である。モナチンは、ショ糖やその他の甘味料と異なり、炭化水素も含まず、エネルギーもほとんどない[1]

モナチン
識別情報
CAS登録番号 146142-94-1
特性
化学式 C14H16N2O5
モル質量 292.29 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

1992年に構造決定され[2]、2000年には不斉全合成が報告されている[3]

出典

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  1. ^ US application 20,050,106,305 , Timothy W. Abraham, Cargill
  2. ^ Vleggaar, R.; Ackerman, L. J. G.; Steyn, P. S. (1992). “Structure elucidation of monatin, a high-intensity sweetener isolated from the plant Schlerochiton ilicifolius”. J. Chem. Soc., Perkin Trans. 1, 22: 3095-3098. doi:10.1039/P19920003095. 
  3. ^ Nakamura, K.; Baker, T. J.; Goodman, M. (2000). “Total synthesis of Monatin”. Org. Lett. 2 (19pages=2967-2970). doi:10.1021/ol006246q. PMID 10986084. 

関連項目

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