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甘味料(かんみりょう、Sweetener)とは、食品甘みをつけるために使われる調味料である。なお食品衛生法による食品の表示にあっては食品添加物に区分される。近年では、天然に存在しない人工甘味料である合成甘味料も利用されている。

目次

天然甘味料編集

食品中に微量に含まれている甘み成分を取り出し精製、濃縮したもので食品として取り扱われるもの。あるいは酵素処理等によって甘み成分を合成した既存添加物。一部には、特殊な処理を伴わず食品のままで甘味料として利用されるものもある。

食品編集

甘味料に含まれる一般にと言われる甘味成分の一例

天然資源から精製される甘味料の一例

既存添加物編集

天然に存在する甘味料であり、人工的に合成される場合もある。以下はそれらの内の代表的なものである。なお、糖アルコールは人工甘味料には分類されない[1]

合成甘味料編集

食品に存在しない甘み成分を人工的に合成したもの。なお、食品添加物の指定を取り消されたものがある。

健康への影響編集

第二次世界大戦後にズルチン・ペリルアルデヒド(紫蘇糖)・チクロなどの毒性が問題になり、相次いで使用が禁止された。

サッカリン、スクラロース、アスパルテームは腸内細菌叢に影響を与え、体重増加や2型糖尿病の発症リスク上昇の関連が有るとする報告がある[3][4][5]

個人差や慣れによる差があるものの摂取量によっては下痢を生じる事がある[6]

用途編集

古くは砂糖よりも製造コストが低い甘味料が菓子などに砂糖の代用として使用された。砂糖の数百倍程度の高甘味度を持つ添加物を使用すると食品の糖類含有量を減らすことができ、カロリーを抑える効果がある。清涼飲料水・菓子・アルコール飲料などに利用されることがある。また、虫歯の原因とならない(あるいは虫歯を予防する働きがあると考えられている)キシリトールなどの糖アルコール類が歯磨き粉チューインガムに利用される。

別な使い方としては、酵母乳酸菌に代謝されにくい甘味料(合成甘味料や一部の天然甘味料)を砂糖の代用として使い、味の経時変化を抑えた漬物類などもある。

参考文献編集

脚注編集

  1. ^ 奥恒行、低エネルギー糖質甘味料・エリスリトールの体内代謝と食品への応用 栄養学雑誌 Vol.56 (1998) No.4 P.189-198, doi:10.5264/eiyogakuzashi.56.189
  2. ^ 「代用甘味料の利用法」『e-ヘルスネット』 厚生労働省、2010年10月31日閲覧。(アーカイブ版)
  3. ^ 長谷川夕希子、中神朋子、人工甘味料は腸内細菌叢を変化させ耐糖能を悪化させる 糖尿病診療マスター ISSN:1347-8389, doi:10.11477/mf.1415200061
  4. ^ サッカリン含有人工甘味料は腸内細菌叢を変化させ耐糖能異常を起こしうる : 一人抄読会
  5. ^ この三種の中では、サッカリンによる耐糖能異常の作用が最も強かった(順としては、サッカリン、スクラロース、アスパルテームの順)。(Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota. Suez J, Korem T, Zeevi D, Zilberman-Schapira G, Thaiss CA, Maza O, Israeli D, Zmora N, Gilad S, Weinberger A, Kuperman Y, Harmelin A, Kolodkin-Gal I, Shapiro H, Halpern Z, Segal E, Elinav E. Nature. 2014 Oct 9;514(7521):181-6.より)
  6. ^ 奥恒行、「難消化吸収性糖質の消化・発酵・吸収ならびに許容量に関する研究」日本栄養・食糧学会誌 Vol.58 (2005) No.6 P337-342, doi:10.4327/jsnfs.58.337

関連項目編集