モーツァルトの室内楽曲

モーツァルトの室内楽曲では、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの室内楽曲を作品リストにし、室内楽曲について述べる。

作品一覧

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弦楽四重奏曲

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ケッヘル番号順
K. 作品タイトル 作曲年 備考
80 (73f) 弦楽四重奏曲第1番 ト長調『ロディ』 1770
155 (134a) 弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 1772 『ミラノ四重奏曲』第1曲
156 (134b) 弦楽四重奏曲第3番 ト長調 1772 『ミラノ四重奏曲』第2曲
157 弦楽四重奏曲第4番 ハ長調 1772-73 『ミラノ四重奏曲』第3曲
158 弦楽四重奏曲第5番 ヘ長調 1772-73 『ミラノ四重奏曲』第4曲
159 弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 1773 『ミラノ四重奏曲』第5曲
160 (159a) 弦楽四重奏曲第7番 変ホ長調 1773 『ミラノ四重奏曲』第6曲
168 弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 1773 『ウィーン四重奏曲』第1曲
169 弦楽四重奏曲第9番 イ長調 1773 『ウィーン四重奏曲』第2曲
170 弦楽四重奏曲第10番 ハ長調 1773 『ウィーン四重奏曲』第3曲
171 弦楽四重奏曲第11番 変ホ長調 1773 『ウィーン四重奏曲』第4曲
172 弦楽四重奏曲第12番 変ロ長調 1773 『ウィーン四重奏曲』第5曲
173 弦楽四重奏曲第13番 ニ短調 1773 『ウィーン四重奏曲』第6曲
387 弦楽四重奏曲第14番 ト長調『春』 1782 『ハイドン・セット』第1曲
421 弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 1783 『ハイドン・セット』第2曲
428 弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 1783 『ハイドン・セット』第3曲
458 弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調『狩』 1784 『ハイドン・セット』第4曲
464 弦楽四重奏曲第18番 イ長調 1785 『ハイドン・セット』第5曲
465 弦楽四重奏曲第19番 ハ長調『不協和音』 1785 『ハイドン・セット』第6曲
499 弦楽四重奏曲第20番 ニ長調『ホフマイスター』 1786
575 弦楽四重奏曲第21番 ニ長調『プロシャ王第1番』 1789 『プロシャ王セット』第1曲
589 弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調『プロシャ王第2番』 1790 『プロシャ王セット』第2曲
590 弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調『プロシャ王第3番』 1790 『プロシャ王セット』第3曲
168a メヌエット ヘ長調 1773 第8番の別稿
Anh. 68 (589a) 弦楽四重奏曲楽章 変ロ長調 1783?/90 断片のみ
Anh. 72 (464a) 弦楽四重奏曲楽章 イ長調 1784-85 断片のみ

弦楽五重奏曲

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ケッヘル番号順
K. 作品タイトル 作曲年 編成 備考
46 弦楽五重奏曲 変ロ長調 2vn,2va,vc 偽作
174 弦楽五重奏曲第1番 変ロ長調 1773 2vn,2va,vc
406 弦楽五重奏曲第2番 ハ短調 1787/88? 2vn,2va,vc セレナード(K.388)の編曲
515 弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 1787 2vn,2va,vc
516 弦楽五重奏曲第4番 ト短調 1787 2vn,2va,vc
593 弦楽五重奏曲第5番 ニ長調 1790 2vn,2va,vc
614 弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 1791 2vn,2va,vc
Anh. 80 (514a) 弦楽五重奏曲断章 変ロ長調 1787 2vn,2va,vc 断片のみのアレグロ楽章
Anh. 79 (515c) 弦楽五重奏曲断章 イ短調 1791 2vn,2va,vc 断片のみ

弦楽三重奏曲、弦楽二重奏曲

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ケッヘル番号順
K. 作品タイトル 作曲年 編成 備考
266 (271f) 2つのヴァイオリンと低音のための三重奏曲 変ロ長調 1777 2vn,vc
404a 6つの前奏曲とフーガ 1782 vn,va,vc
423 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番 ト長調 1783 vn,va
424 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番 変ロ長調 1783 vn,va
563 ディヴェルティメント 変ホ長調 1788 vn,va,vc
Anh. 66 (562e) 弦楽三重奏曲楽章 ト長調 1790-91? vn,va,vc 断片のみのアレグロ楽章

管楽を伴う室内楽曲

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ケッヘル番号順
K. 作品タイトル 作曲年 編成 備考
285 フルート四重奏曲第1番 ニ長調 1777 fl,vn,va,vc
285a フルート四重奏曲第2番 ト長調 1778? fl,vn,va,vc
Anh. 171 (285b) フルート四重奏曲第3番 ハ長調 1781? fl,vn,va,vc
292 (196c) ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 1775 fg,vc 自筆譜は現存しない
298 フルート四重奏曲第4番 イ長調 1786末 fl,vn,va,vc
370 (386b) オーボエ四重奏曲 ヘ長調 1781 ob,vn,va,vc
407 (386c) ホルン五重奏曲 変ホ長調 1782 hrn,vn,2va,vc
410 (484d) バセットホルンとファゴットのためのアダージョ ヘ長調 1785 basset-hrn,fg
411 (484a) クラリネットとバセットホルンのためのアダージョ 変ロ長調 1782-83 2cl,3basset-hrn
487 (496a) 12の二重奏曲 ハ長調 1786 2hrn
581 クラリネット五重奏曲 イ長調 1789 cl,2vn,va,vc
617 グラスハーモニカのためのアダージョとロンド ハ短調/ハ長調 1791 grass-armo,
fl,ob,va,vc
Anh. 90 (580b) 五重奏曲 ヘ長調 1787? cl,basset-hrn,
vn,va,vc
断片のみ
Anh. 91 (516c) クラリネット五重奏曲 変ロ長調 1790-91 cl,2vn,va,vc
Anh. 94 (580a) アダージョ ヘ長調 1780頃 cl,3basset-hrn またはハ長調


ピアノを伴う室内楽曲

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ケッヘル番号順
K. 作品タイトル 作曲年 編成 備考
245 ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 1776 pf,vn,vc またはディヴェルティメント
452 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 1784 pf,ob,cl,fg,hrn
498 三重奏曲 変ホ長調『ケーゲルシュタット・トリオ』 1786 pf,cl,va
442 ピアノ三重奏曲断章(第2番) ニ短調 1785-86/1788 pf,vn,vc 3楽章分の断片のみ。第1・2、第3楽章は作曲年が異なるため、現在は番号を外すことが多い
478 ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 1785 pf,vn,va,vc
493 ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 1786 pf,vn,va,vc
496 ピアノ三重奏曲第2番(第3番) ト長調 1786 pf,vn,vc 未完
502 ピアノ三重奏曲第3番(第4番) 変ロ長調 1786 pf,vn,vc
542 ピアノ三重奏曲第4番(第5番) ホ長調 1788 pf,vn,vc
548 ピアノ三重奏曲第5番(第6番) ハ長調 1788 pf,vn,vc
564 ピアノ三重奏曲第6番(第7番) ト長調 1788 pf,vn,vc
Anh. 54 (452a) ピアノと管楽のための五重奏曲断章 変ロ長調 1783 pf,ob,cl,fg,
basset-hrn
断片のみ

楽曲解説

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弦楽四重奏曲

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第1番から第23番までは各項目を参照

メヌエット ヘ長調 K. 168a

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1773年8月ウィーンで作曲された弦楽四重奏曲弦楽四重奏曲第8番のメヌエット楽章の別稿と推測されている。自筆譜は2つに分裂した状態で残されている。


弦楽四重奏曲楽章 変ロ長調 K. Anh. 68 (589a)

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1783年及び1790年頃にウィーンで作曲された断片のみの作品。アレグレット、4分の3拍子で構成され、全体は 65小節まで残されている。


弦楽四重奏曲楽章 イ長調 K. Anh. 72 (464a)

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1784年から1785年にかけてウィーンで作曲された断片のみの作品。全体は170小節まで残されている。『ハイドン・セット』の第5曲の終楽章を構想したものであると推測されている。

弦楽五重奏曲

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弦楽五重奏曲断章 変ロ長調 K. Anh. 80 (514a)

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1787年ウィーンで作曲された断片のみの弦楽五重奏曲。アレグロの楽章で、全体は122小節で構成されている。本来この曲は6曲のセットの1つとして構想された作品だが、モーツァルトが途中で断念した模様。


弦楽五重奏曲断章 イ短調 K. Anh. 79 (515c)

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1791年頃にウィーンで作曲された断片のみの弦楽五重奏曲。アレグロ・モデラート、4分の4拍子で、全体は72小節まで残されている。


弦楽三重奏曲

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弦楽三重奏曲楽章 ト長調 K. Anh. 66 (562e)

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1790年から1791年頃にウィーンで作曲された断片のみの弦楽三重奏曲。自筆譜が現存する


管楽を伴う室内楽曲

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クラリネット、バセットホルンと弦楽のための五重奏曲 ヘ長調 K. Anh. 90 (580b)

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1787年頃にウィーンで作曲された断片のみの五重奏曲。全体は102小節のみである。


ピアノを伴う室内楽曲

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ピアノ三重奏曲断章 ニ短調 K. 442

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1785年から1786年(第1・2楽章)、1788年(第3楽章)にウィーンで作曲された断片のみの作品。モーツァルトの死後、シュタードラーが別々に作られた3曲の断片を補筆し、それらを1曲の作品として作り直したもの。従来は通し番号をつけて『ピアノ三重奏曲第2番』と表記されてきたが、現在ではそれぞれの楽章にケッヘル番号を付けなおすべきだと主張されている。ロバート・レヴィンによる補筆版もある。

出典

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  • List of compositions by Wolfgang Amadeus Mozart (英語版、他) 参照