リカーリング (俳優)

リカーリング(Recurring)は、テレビドラマ等において、起用されるキャラクター(Reccuring Character)、配役(Reccuring Cast)の一種。

一般的なテレビドラマ編集

一般的にはゲストとして登場し、ストーリー展開上の必要や演じた俳優の魅力が十分である場合にその後のエピソードでも起用される[1] 。さらにレギュラー化する場合もあり、ザ・ホワイトハウスのドナ・モスはこの一例である[2]チアーズの登場人物であったフレイジャー・クレインを主人公に据えたそりゃないぜ!? フレイジャーが制作されたように、スピンオフ作品が制作される場合もある[3]

スケッチ・コメディー編集

スケッチ・コメディーの分野では普遍的な配役であり、例えばシド・シーザーユア・ショー・オブ・ショーズ英語版では、頻繁に使用された[4]

私たちはスケッチ・コメディーを作り展開するに当たって、視聴者を引きつけるものを求めた。繰り返し使用されるキャラクターとテーマは、私たちが好んだ発想であった。これは、私たちのコメディーの「つかみ」に良い効果を加え、なおかつ視聴者を演技に引き寄せる重要なものであった。
シド・シーザー、Caesar's Hours: My Life in Comedy, with Love and Laughter

サタデー・ナイト・ライブチャーチ・レディ英語版[5]ハンズ・アンド・フランツ英語版[6]、カナダのセカンド・シティ・テレビジョン英語版ボブ・アンド・ダグ・マッケンジー英語版兄弟がこの種の例としてあげられる[7]。特定の作品に留まらず、作品の枠を越えて起用されることもあり、キャロル・バーネット・ショー英語版のスケッチ・コメディーザ・ファミリー英語版から主要キャラクターであるテルマが欠け、テルマを主人公とするママズ・ファミリー英語版に回るのはその一例である[8]。スピンオフ作品が制作されることもあり、例えばサタデー・ナイト・ライブからアル・フランケンはMr.ヘルプマン英語版ウェインズ・ワールドブルース・ブラザーズレディース★マン英語版等の映画が制作されている[5]。他の番組に出演する場合もあり、1983年のサタデー・ナイト・ライブへのマッケンジー兄弟(ボブ:リック・モラニス、ダグ:デイヴ・トーマス)の出演、1978年のマペット・ショーへのサタデー・ナイト・ライブからのエミリー・リテラ英語版ギルダ・ラドナー英語版)の出演はその例である[9]

関連項目編集

出典編集

  1. ^ Epstein, Alex (2006). Crafty TV Writing: Thinking Inside the Box. マクミラン出版社. pp. 27–28. ISBN 0-8050-8028-7 
  2. ^ “Actress joins family at 'The West Wing'”. フレズノ・ビー. (2000年12月21日). http://nl.newsbank.com/nl-search/we/Archives?p_product=FB&p_theme=fb&p_action=search&p_maxdocs=200&p_topdoc=1&p_text_direct-0=0EAE7E4D786BB2D7&p_field_direct-0=document_id&p_perpage=10&p_sort=YMD_date:D 
  3. ^ “Grammer's fame will surpass '15 minutes'”. セント・ルイス・ポスト=ディスパッチ. (2001年3月9日). http://nl.newsbank.com/nl-search/we/Archives?p_product=SL&p_theme=sl&p_action=search&p_maxdocs=200&p_topdoc=1&p_text_direct-0=0EB053146AC5BE77&p_field_direct-0=document_id&p_perpage=10&p_sort=YMD_date:D 
  4. ^ シド・シーザー; Eddy Friedfeld (2006). Caesar's Hours: My Life in Comedy, with Love and Laughter. PublicAffairs. pp. 180. ISBN 1-58648-152-5 
  5. ^ a b Lou Harry; Sam Stall; Julia Spalding (2004). The Encyclopedia of Guilty Pleasures: 1001 Things You Love to Hate. Quirk Books. pp. 238. ISBN 1-931686-54-8 
  6. ^ “Critics' choice - a roundup of recommendations”. デンバー・ポスト. (2003年12月28日). http://nl.newsbank.com/nl-search/we/Archives?p_product=DP&p_theme=dp&p_action=search&p_maxdocs=200&p_topdoc=1&p_text_direct-0=0FFC38FD449B3CB2&p_field_direct-0=document_id&p_perpage=10&p_sort=YMD_date:D 
  7. ^ Hiltbrand, David (2004年6月9日). “'SCTV's' NBC episodes are now on DVD for posterity”. フィラデルフィア・インクワイアラー. http://www.accessmylibrary.com/coms2/summary_0286-7096938_ITM 
  8. ^ Whitely, Sandy; Sandra Whiteley; H. C. Whiteley (2002). On This Date: A Day-by-Day Listing of Holidays, Birthdays, and Historic Events, and Special Days, Weeks and Months. マグロウヒル・エデュケーション. pp. 226. ISBN 0-07-139827-9 
  9. ^ Weintraub, Joanne (1991年4月8日). “Add life to legacy of Rander's laughs”. ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル. http://nl.newsbank.com/nl-search/we/Archives?p_product=MWSB&p_theme=mwsb&p_action=search&p_maxdocs=200&p_topdoc=1&p_text_direct-0=0EB8268337D7C28D&p_field_direct-0=document_id&p_perpage=10&p_sort=YMD_date:D