ルイ=レオポール・ロベール
ルイ=レオポール・ロベール(Louis Léopold Robert、1794年5月13日 - 1835年3月20日)はスイス生まれの画家である。
略歴編集
現在のスイスのヌーシャテル州のラ・ショー=ド=フォンで生まれた。16歳でパリに出て、版画家のジャン・ジラードに学んだ。また絵をジャック=ルイ・ダヴィッドに学んだ。1818年にはローマに留学し、風俗画をおもに描いた。1822年からナポリに滞在した。この頃からうつ病になり、1835年にナポリで自殺した。
ナポレオン1世の兄ジョゼフ・ボナパルトの末娘で、1826年にいとこのナポレオン・ルイ・ボナパルトと結婚したシャルロット・ボナパルトとの恋愛が自殺の遠因であったとする話もある。美術好きであったシャルロットは1824年にアメリカからヨーロッパに戻った後、パリでダヴィッドに絵を習い、ロベールに版画を習ったとされる。
作品編集
プローチダ島の母子 (1826)
参考文献編集
- Robert, Léopold. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 28: Ramsden–Rosa. E. A. Seemann, Leipzig 1934, S. 422.
- Neuer Nekrolog der Deutschen, Band 1;Band 13, S. 297