レイリー男爵
（レイリー卿から転送）
レイリー男爵（英: Baron Rayleigh）は、連合王国貴族の男爵位。シャーロット・ストラットが1821年に叙されたのに始まる。
| レイリー男爵 Baron Rayleigh | |
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| 創設時期 | 1821年7月18日 |
| 創設者 | ジョージ4世 |
| 貴族 | 連合王国貴族 |
| 初代 | 初代女男爵シャーロット・ストラット |
| 現所有者 | 6代男爵ジョン・ストラット |
| 相続人 | ジョン・ストラット閣下 |
| 付随称号 | なし |
| 現況 | 存続 |
| 邸宅 | ターリング・プレイス |
| モットー | 不屈の精神 （Tenax Propositi） |
歴史 編集
初代リンスター公爵ジェイムズ・フィッツジェラルド(1722-1773)の娘で庶民院議員ジョゼフ・ストラット中佐(1758-1845)と結婚した
シャーロット・メアリー・ガートルード・ストラット(1758–1836)は、1821年7月18日に連合王国貴族爵位エセックス州におけるターリング・プレイスのレイリー女男爵（Baroness Rayleigh, of Terling Place in the County of Essex）に叙された[1][2]。
初代女男爵の死後、その長男のジョン・ジェイムズ・ストラット(1796–1873)が2代男爵を継承した[2][3]。
2代男爵の死後、その長男ジョン・ウィリアム・ストラット(1842–1919)が3代男爵位を継承した[2][4]。彼は物理学者として著名でノーベル物理学賞を受賞した[5]。一般に「レイリー卿」というとこの第3代レイリー卿を指すことが多い。
3代男爵の死後、ロバート・ジョン・ストラット(1875–1947)が4代男爵を継承[2][6]。彼の死後はその長男ジョン・アーサー・ストラット(1908–1988)が5代男爵を継承した[2][7]。彼には子供がなかったため、彼の死後は甥（4代男爵の次男チャールズの長男）にあたるジョン・ジェラルド・ストラット(1960-)が6代男爵を継承した。彼が2016年現在の当主である[2][8]
邸宅はエセックス州・ターリングにあるターリング・プレイス[2]。
レイリー男爵 (1821年) 編集
- 初代レイリー女男爵シャーロット・メアリー・ガートルード・ストラット (1758–1836)
- 2代レイリー男爵ジョン・ジェイムズ・ストラット (1796–1873)
- 3代レイリー男爵ジョン・ウィリアム・ストラット (1842–1919)
- 4代レイリー男爵ロバート・ジョン・ストラット (1875–1947)
- 5代レイリー男爵ジョン・アーサー・ストラット (1908–1988)
- 6代レイリー男爵ジョン・ジェラルド・ストラット (1960-)
- 法定推定相続人は、現当主の長男ジョン・フレデリック・ストラット (1993-)
家系図 編集
レイリー男爵ストラット家系図
| 初代リンスター公 ジェイムズ・フィッツジェラルド (1722-1773) | |||||||||||||||||||||||||
| 1821年、レイリー男爵 | |||||||||||||||||||||||||
| 初代レイリー女男爵 シャーロット・ストラット (1758–1836) | ジョゼフ・ストラット (1758-1845) | ||||||||||||||||||||||||
| 2代レイリー男爵 ジョン・ストラット (1796–1873) | |||||||||||||||||||||||||
| 3代レイリー男爵 ジョン・ストラット (1842–1919) | |||||||||||||||||||||||||
| 4代レイリー男爵 ロバート・ストラット (1875–1947) | |||||||||||||||||||||||||
| 5代レイリー男爵 ジョン・ストラット (1908–1988) | チャールズ・ストラット (1910-1981) | ||||||||||||||||||||||||
| 6代レイリー男爵 ジョン・ストラット (1960-) | |||||||||||||||||||||||||
| ジョン・ストラット (法定推定相続人) (1993-) | |||||||||||||||||||||||||
出典 編集
- ^ Lundy, Darryl. “Lady Charlotte Mary Gertrude FitzGerald, Baroness Rayleigh” (英語). thepeerage.com. 2016年3月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g Heraldic Media Limited. “Rayleigh, Baron (UK, 1821)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年3月4日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “John James Strutt, 2nd Baron Rayleigh of Terling Place” (英語). thepeerage.com. 2016年3月4日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “John William Strutt, 3rd Baron Rayleigh of Terling Place” (英語). thepeerage.com. 2016年3月4日閲覧。
- ^ “Lord Rayleigh: The Nobel Prize in Physics 1904”. The Nobel Foundation (1904年). 2016年3月4日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Robert John Strutt, 4th Baron Rayleigh of Terling Place” (英語). thepeerage.com. 2016年3月5日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “John Arthur Strutt, 5th Baron Rayleigh of Terling Place” (英語). thepeerage.com. 2016年3月5日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “John Gerald Strutt, 6th Baron Rayleigh of Terling Place” (英語). thepeerage.com. 2016年3月5日閲覧。