レッド・バロン (2008年の映画)

レッド・バロン』(原題: Der rote Baron)は、ドイツの「赤い男爵」と呼ばれたマンフレート・フォン・リヒトホーフェンの伝記映画

レッド・バロン
Der rote Baron
監督 ニコライ・ミュラーション
脚本 ニコライ・ミュラーション
製作 ダン・マーク
トーマス・ライザー
ニコライ・ミュラーション
製作総指揮 ウルリッヒ・ベック
ローラント・ペレグリーノ
音楽 ディルク・ライヒャルト
シュテファン・ハンゼン
撮影 クラウス・メルケル
編集 オリヴィア・レツァー
エメリー・マンゼー
アダム・P・スコット
配給 日本の旗 ブロードメディア・スタジオ
公開 ドイツの旗 2008年4月10日
日本の旗 2011年5月21日
上映時間 129分
製作国 ドイツの旗 ドイツ
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あらすじ 編集

1916年第一次世界大戦中のフランス北部。連合国軍の葬儀会場にドイツ軍飛行隊が出現する。リヒトホーフェン男爵は自分と渡り合って命を落とした敵のパイロットに敬意を表し、追悼の花輪を贈るために飛んで来たのだった。帰途に奇襲を仕掛けてきた連合国軍の飛行隊との一戦で撃墜したカナダ人パイロットのロイ・ブラウン大尉を従軍看護師ケイトとともに救助する。

1917年1月、ドイツ軍最高の栄誉プール・ル・メリット勲章を授与される。上層部は全軍の士気高揚のために「英雄」の存在が必要と考え、第11戦闘機中隊の指揮官に任命したのだった。真っ赤に塗り上げた戦闘機に乗るリヒトホーフェンを連合国軍は「レッド・バロン」と恐れるようになった。看護師ケイトにアタックするが、彼女の態度は冷たい。連戦先勝のリヒトホーフェンも戦闘を重ねるごとに大切な仲間を一人また一人と失う。

1917年7月、敵の射撃を浴びて不時着したリヒトホーフェンは頭部を負傷していた。彼の心を癒したのはケイトの手厚い看護だった。「レッド・バロン」の純粋な一面に触れたケイトはディナーの招待を受け、彼にダンスの手ほどきをする。リヒトホーフェンが「頭の穴が最高」というので、帰り道、瀕死の重症患者が多数収容されている野戦病院に彼を案内する。地獄の光景を目の当たりにしたリヒトホーフェンは自身が象徴となって犠牲を増やしていることに気づき、人生観が変わるほどの強烈なショックを受ける。二人が愛を交わす夜、連合軍の夜襲が行われる。ドイツ軍は「英雄」の名誉を守るために、地上職に就かせるが、飛び続ける。

1918年4月、80機撃墜の翌日、フランスのソンム川コルビエ近くで、英軍機を低空で追撃中に撃墜され、遺体は連合軍によって埋葬される。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹き替え

関連項目 編集

  • レッドバロン
  • スヌーピー – 第一次世界大戦の撃墜王(The World War 1 Flying Ace)としてレッド・バロンがライバルとなっている。

脚注 編集

外部リンク 編集