ロシア序曲』(ロシア語: Ру́сская увертю́ра; IPA: [rˈuskəjə ʊvʲɪrtʲˈʉrə]作品72 は、セルゲイ・プロコフィエフが1936年に作曲した管弦楽のための序曲

概要 編集

1936年、プロコフィエフはソビエト連邦に最終的な帰国を果たした。プロコフィエフから本作の草稿を見せられたオイゲン・シェンカーは、これを自分の楽団で演奏することを請け負う。管弦楽には過去に『スキタイ組曲』や『彼らは7人』で用いられたような大オーケストラが使用された。曲は1936年9月25日に完成し、10月29日にモスクワ音楽院大ホールにおいてシェンカーの指揮モスクワ国立交響楽団の演奏で初演された。シェンカーは続いてパリやヨーロッパ各地で本作を演奏している。初演後にプロコフィエフはシェンカーの助言を受けて作品のオーケストレーションを見直しており、金管楽器、木管楽器、打楽器奏者の人数を減らすことにした。1937年10月15日にはセルゲイ・クーセヴィツキー指揮、ボストン交響楽団の演奏によりアメリカ初演が行われた。プロコフィエフの伝記作家であるサイモン・モリソンによれば、本作は「ロシアの民俗舞踊、サロンの歌、礼拝用歌曲に由来するモチーフが用いられている」という[1][2][3]

出典 編集

  1. ^ Morrison, Simon (2010) (英語). The People's Artist: Prokofiev's Soviet Years. Oxford University Press. pp. 53. ISBN 9780199830985. https://books.google.com/books?id=awo6r7a90yUC&pg=PT53 
  2. ^ Bauchhenß, Elisabeth (2016) (ドイツ語). Eugen Szenkar (1891–1977): Ein ungarisch-jüdischer Dirigent schreibt deutsche Operngeschichte. Böhlau Verlag Köln Weimar. pp. 158. ISBN 9783412501174. https://books.google.com/books?id=XPdCDQAAQBAJ&pg=PA158 
  3. ^ Slonimsky, Nicolas (1949) (英語). Music Since 1900. Coleman-Ross Company. pp. 416. https://books.google.com/books?id=4DNhfCCel3wC&pg=PA416 

外部リンク 編集