ヴァコア・フェニックス

ヴァコア・フェニックス(Vacoas-Phoenix)は、モーリシャスの都市。人口は10万6413人(2015年[1]プレーン・ウィルヘルム県に属する。モーリシャス5大都市のひとつであり、モーリシャスで最も面積の広い街である。北をカトル・ボルヌ市と、南をキュールピップ市と接しており、首都ポートルイスからキュールピップまで延びる都市圏の一部をなしている。

ヴァコア・フェニックス

Vacoas-Phoenix
標語: 
Copia et Concordia
ヴァコア・フェニックスの位置(モーリシャス内)
ヴァコア・フェニックス
ヴァコア・フェニックス
南緯20度18分 東経57度29分 / 南緯20.300度 東経57.483度 / -20.300; 57.483座標: 南緯20度18分 東経57度29分 / 南緯20.300度 東経57.483度 / -20.300; 57.483
モーリシャス
プレーン・ウィルヘルム県
政府
 • 国会議員 Pratrick Assirvaden(モーリシャス労働党英語版)
Showkatally Soodhun モーリシャス社会主義運動
Dr Raj Hawaldar(モーリシャス労働党英語版)
面積
 • 合計 54.2 km2
人口
 • 合計 106,413人
 • 密度 1,963.3人/km2
等時帯 UTC+4 (モーリシャス時間)
ウェブサイト Municipal Council of Vacoas-Phoenix

ヴァコア・フェニックスは、東のフェニックスと西のヴァコアが1963年に合併して成立した町である。1968年には市に昇格し、ポートルイスの都市圏拡大とともに快適な気候を求めて住民が流入し、1990年代には人口が急増した[2]

両地区ともに住宅街であるが、フェニックスはモーリシャス有数の工業都市でもあり、繊維工場やビール工場が立地している。とくにフェニックスで生産されるフェニックス・ビールはモーリシャスで人気の高いビールである。

高原地帯に位置し、冷涼な気候を持つため、快適な住宅街として開発が進んでいる。また、周辺の高原地帯はサトウキビや野菜の農園が広がっており、そういった農産物の生産地ともなっている。

市内には南のサー・シウサガル・ラングーラム国際空港と首都ポートルイスとを結ぶ高速道路が走っており、バスも頻発している。

脚注 編集

  1. ^ World Gazetteer: Mauritius”. 2012年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月19日閲覧。
  2. ^ 「朝倉世界地理講座 アフリカⅡ」池谷和信、佐藤廉也、武内進一編、朝倉書店、2008年4月 p835-836