ヴァルポリチェッラ (Valpolicella) は、イタリアD.O.Cワイン。その名前は作られる地域から来ていて、北イタリアのヴェネト州ヴェローナ近郊で作られるイタリアを代表する赤ワインの一つである。

ヴァルポリチェッラ
DOCG Valpolicella
制定年月日 27/12/1990  
ガッゼッタ・
ウッフィチャーレ
番号
14/05/1991,
n 111
収穫量(ブドウ/ha 120 q
最大収穫量 70.0%
ブドウの自然アルコール度数 10.0%
ワインの最低アルコール度数 11.0%
最低乾燥エキス分 18.0‰
製造用に許可されたブドウ品種
出典:Ministero delle politiche agricole
ヴァルポリチェッラのボトル

ブドウ品種はコルヴィーナ、モリナーラ、ロンディネッラ、ロシニョーラ、ネグラーラ・トレンティーナ、バルベーラサンジョヴェーゼ等である。

古くからの栽培地域である、サンタンブロージョ・ディ・ヴァルポリチェッラサン・ピエトロ・イン・カリアーノネグラールマラーノフマーネで生産されたものはクラッシコ (classico) 、ヴァルパンテーナ (Valpantena) 地区産はヴァルパンテーナを名乗ることが可能。

その他の栽培地域として、イッラージ、ヴェローナ、カッツァーノ・ディ・トラミーニャグレッツァーナコロニョーラ・アイ・コッリサン・マウロ・ディ・サリーネサン・マルティーノ・ブオン・アルベルゴチェッロ・ヴェロネーゼドルチェートレニャーゴペスカンティーナメッツァーネ・ディ・ソットモンテッキーア・ディ・クロザーララヴァーニョが認定されている。

レチョート (Recioto) は乾燥させたブドウの房レチエ (recie) を使用する甘口ワイン。レチエからは発泡性のスプマンテと、辛口のアマローネ (Amarone) が作られる。アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラはD.O.C.G(2010年にD.O.Cから昇格)。

アマローネ (Amarone) を醸造した半干しブドウを再利用して香り付けした、リパッソ (Ripasso) と言う手法で醸造されるワインもある。

関連項目 編集

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