ヴィレム・カップVillem Kapp, 1913年9月7日 - 1964年3月24日)はエストニア作曲家

スーレ・ヤーニ出身。父のハンス・カップ(1870-1938)はスーレ・ヤーニの混声合唱団の指導者として知られ、叔父のアルトゥール・カップは作曲家だった。1938年までオルガンを学んだ後、ヘイノ・エッレル作曲を学んだ。またタリン音楽院で叔父のアルトゥールからも学んでいる。

1938年から1939年までタルトゥの合唱団でオルガニストを務めた。第二次世界大戦後は主に作曲家として活動し、1944年からその早すぎる死までタリン音楽院で作曲を教えた。1950年にエストニア国家賞を受賞し、1963年にエストニア共和国人民芸術家の称号を得た。

作品にはオペラカンタータ、2つの交響曲合唱曲歌曲などがある。作風は豊かなメロディーが特徴で、国民楽派とみなすことができる。

文献 編集

  • Helga Tõnson: Villem Kapp. Tallinn 1967