ヴェンシュセルチュー島

デンマークの島

ヴェンシュセルチュー島(Vendsyssel-Thy)または北ユトランド島デンマーク語:Nørrejyske Ø )は、デンマーク本土の北端に位置するユトランド半島の北方に位置し、リムフィヨルド(Limfjord)で隔てられている。半島とは複数ので結ばれており、オールボーでは海底トンネルも設置されている。面積4,685km2で、グリーンランドとその属島を除いたデンマークの島の内、シェラン島に次いで2番目に大きい。人口306,373人(2003年)。

ヴェンシュセルチュー島の位置
ヴェンシュセルチュー島

ヴェンシュセルチュー島は、かつては島の西端にある、長さ13km、幅1kmのアガ地峡(現在はアガ半島と呼ばれる)でユトランド半島と繋がっていた。1825年2月3日に起きた嵐で地峡の北端が切断され、北海とリムフィヨルドの間にアガ水道ができた。この水道は1877年までに、砂が堆積して完全に埋まってしまった。1862年に起きた嵐で、アガ水道から10km南の地点も切断され、現在のチュボレン水道になった。

ヴェンシュセルチュー島はひとつの地域としてみなされることが滅多になく、普通は以下の3つの地域に分ける。

  • ヴェンシュセル(Vendsyssel):島の東部で、最も面積が広い地域。北ユラン地域(Region Nordjylland)に属する。主な町はイェアイング、フレズレクスハウン、スカーイェン。
  • ハンヘアリーザ(Hanherrederne / Hanherred):島の中央部。北ユラン地域に属する。主な町はフィエアイトスレウ、ブロウスト。
  • チュー(Thy):島の西部。大半は北ユトランド地方だが、南西端のチュホルム(Thyholm)のみ、中央ユラン地域(Region Midtjylland)に属する。主な町はティステズ、ハンストホルム。

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