万剣 (ミサイル)
万剣は、台湾の国家中山科学研究院（NCSIST）が開発・製造した空対地巡航ミサイル[1][2][3][4]。
 F-CK-1に搭載される万剣 | |
| 種類 |
空中発射巡航ミサイル 空対地ミサイル |
|---|---|
| 製造国 |
 中華民国（台湾） |
| 設計 | 国家中山科学研究院 |
| 製造 | 国家中山科学研究院 |
| 就役 | 2011- |
| 性能諸元 | |
| ミサイル直径 | 61 cm |
| ミサイル全長 | 3.5 m |
| ミサイル翼幅 | 150 cm |
| ミサイル重量 | 650 kg |
| 弾頭 | 弾頭重量：350 kg |
| 射程 |
240 km（130海里） 改良版：400 km（220海里） |
| 推進方式 | ターボファン |
| 誘導方式 | GPS・慣性航法装置 |
| 飛翔速度 | 亜音速 |
設計と開発 編集
AGM-154 JSOWやストーム・シャドウに一部似ている。2015年に連続生産が開始される予定だった[1]。2018年に完全な運用能力が宣言された。地上打撃と海上打撃の両方の役割で機能する[5]。万剣の開発と初期生産のコードネームは「プロジェクト 神斧」であった[6]。
初期生産完了後、中山科学研究院は射程400kmの長距離型に着手した[6]。
運用履歴 編集
万剣は2011年に運用開始。主な発射プラットフォームはAIDC F-CK-1 C/Dである[7]。
一般的な特性 編集
出典 編集
- ^ a b c Diplomat, J. Michael Cole, The. “Taiwan Unveils 'Wan Chien' Air-To-Ground Cruise Missile” (英語). The Diplomat 2017年3月16日閲覧。
- ^ “Taiwan's 'Wan Chien' missile likely to be deployed 2014”. Taiwan News 2017年3月16日閲覧。
- ^ Raska (2017年3月9日). “How China Plans to Win the Next Great Big War In Asia” (英語). The National Interest. 2017年3月16日閲覧。
- ^ “我遙攻武器 萬劍彈曝光”. 自由時報電子報 2017年3月17日閲覧。
- ^ Panda. “Report: Taiwanese Air Force's New Stand-Off Cruise Missile Is Operational”. thediplomat.com. The Diplomat. 2019年8月5日閲覧。
- ^ a b Chen (2020年11月13日). “Taiwan Air Force test-fires domestic cruise missile”. www.taiwannews.com.tw. Taiwan News. 2020年11月16日閲覧。
- ^ a b “Wan Chien”. csis.org. CSIS. 2019年5月17日閲覧。
- ^ a b “Upgraded IDF jets to boost Taiwan's air defense”. FOCUS TAIWAN – CNA ENGLISH NEWS 2017年3月16日閲覧。