三十二相経

パーリ仏典経蔵長部の第30経

三十二相経[1](さんじゅうにそうきょう、: Lakkhaṇa-sutta, ラッカナ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第30経。『相好経[2](そうごうきょう)とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第59経「三十二相経」がある。

経名は、経中で釈迦が三十二相について説くことに因む。

構成

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登場人物

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場面設定

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ある時釈迦は、コーサラ国サーヴァッティー舎衛城)のジェータ林祇園精舎)に滞在していた。

釈迦は比丘たちに、偉人に具わる三十二相について述べ始める。それが具わった者は、在家に留まれば転輪王となり、七宝と共に地上を治め、出家したならば煩悩を滅尽して覚者となる。そして、その具体的な内容が語られていく。

内容

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日本語訳

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  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典3』(第8巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ) パーティカ篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典3』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

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  1. ^ 『原始仏典』中村、『南伝大蔵経』
  2. ^ 『パーリ仏典』片山

関連項目

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外部リンク

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