三南地方(サムナムちほう、삼남지방)は、朝鮮のうち南部地域に相当する慶尚道全羅道忠清道の三道のことを指した言葉である。三南三道: 삼남삼도)とも[1]

古くから朝鮮半島を代表する穀倉地帯として知られており、朝鮮国家の首都であった開城あるいは漢城に食糧及び租税を供給する重要地域であり、海上交通などを用いて輸送が行われた。

脚注 編集

  1. ^ 坂根達郎『朝鮮地誌』坂根達郎、1881年、8頁https://books.google.co.jp/books?id=4szXSrojZgEC&pg=PP82021年10月17日閲覧。"又忠清、全羅、慶尚の三道を称して三南と云ふ、蓋く三道皆國の南方に在るを以てなり"。