三島神社(みしまじんじゃ)は、愛媛県西予市宇和町にある三島・大山祇信仰神社

三島神社
所在地 愛媛県西予市宇和町神領104
主祭神 大山積大神、別雷大神、高龗大神
社格 旧県社
創建 936年
別名 大蔵山三島神社
例祭 10月21日,22日
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大蔵山の山麓に位置するため、他の三島神社と区別して「大蔵山三島神社」とも呼ばれる[1]。宇和総鎮守として崇敬される。

概要

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創建は936年[1]押領使の越智好方が藤原純友の乱を鎮めるため、大三島大山祇神社から勧請したことに始まる[1]。そのとき、明浜町俵津浦に御神体を乗せた御船着が着いたため、この辺りを宮崎と呼ぶようになった。付近には宮崎川などの地名が残る。

中世には伊予西園寺家の氏神として、江戸時代には宇和島藩伊達家から崇敬された。1871年郷社に、1907年には県社に列した[1]

祭神

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境内社[1]
  • 厳島神社
  • 明治神社

境内由緒板には、相殿:伊邪那岐命豊受姫命市杵島姫命大物主命少彦名命速玉男命とある[2]

文化財

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  • 金幣(県指定有形文化財)[3]

1568年に起きた伊予国最大級の戦い、鳥坂峠の戦いの慰霊として、1569年に西園寺公次と宇都宮貴綱が奉納。なお、西園寺は河野方、宇都宮は土佐一条方として参戦したようである。

脚注

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  1. ^ a b c d e 三島神社(愛媛県神社庁)
  2. ^ 境内由緒板
  3. ^ 西予市の文化財