不幸、買います』(ふこう、かいます)は、赤川次郎の短編小説集。

1999年3月新潮社より『老兵に手を出すな―一億円もらったらII』として刊行され、2001年2月に『不幸、買います―一億円もらったらII』と改題され文庫化された。1998年1月同社より刊行され2000年2月文庫化された『一億円もらったら』の続編で、前作と合わせて「一億円シリーズ」と呼ばれる。

一億円を他人に渡してその後を見守るという内容や主要人物は、前作と変わらない。

収録作品 編集

全て短編

  • 不幸、買います
  • 老兵に手を出すな
  • 崩壊家族
  • 見開きの町
  • 青春の決算

登場人物 編集

主要人物 編集

  • 宮島勉:年齢は70近い。大富豪。困っている人間に1億円を渡し、その後を見守るゲームが趣味。
  • 田ノ倉良介:年齢は31。宮島の秘書。宮島のゲームを手伝っている。

映像化 編集

2007年7月から放送のテレビ東京系テレビドラマ『週刊 赤川次郎』で「青春の決算」がテレビドラマ化された。