中華民国憲兵特勤隊(ちゅうかみんこくけんぺいとっきんたい、中華民國憲兵特勤隊)は、中華民国憲兵の特殊部隊。通称「夜鷹特勤隊」。任務は人質救出、要人警護などで、台湾北部の対テロ、不法行為の警備のために活動している。

憲兵特勤隊のエンブレム

隊員には特殊訓練および特殊装備が与えられ、SWATのような黒い戦闘服姿で知られている。隊員の一部は米軍レンジャースクールで訓練を受けており[1]、また、中華民国警察において特種警察が誕生した際には、憲兵特勤隊が指導にあたっていた。その他、他国の特殊部隊へ訓練指導を行うこともある。[2]

沿革 編集

  • 1977年 - 国防部および憲兵指揮部にて対テロ部隊の設立が検討され、80人の隊員が訓練を受ける。
  • 1978年 - 「中華民国憲兵特勤隊」が正式に誕生する。
  • 1987年 - 岩灣監獄にて暴動が発生し、軍の高空特勤隊陸戦特勤隊と共に鎮圧にあたる。
  • 1992年 - 中国国民党の動乱時に警備任務にあたる。
  • 1997年 - 白暁燕誘拐殺人事件の主犯格である陳進興を逮捕。
  • 2004年 - 台北市萬安27号演習に参加する。
  • 2014年 - ひまわり学生運動にて、議会に突入するために署に待機する。

装備 編集

 
憲兵特勤隊員

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 士官長陳永昌美突擊兵訓畢業 亞洲首例”. 大紀元 www.epochtimes.com (2006年7月12日). 2016年7月15日閲覧。
  2. ^ 憲兵特種勤務中隊