久保田富雄

日本の数学者

久保田 富雄(くぼた とみお、1930年12月6日 - 2020年6月30日)は、日本の数学者名古屋大学名誉教授。専門は整数論。久保田-レオポルドのp進L関数で知られている[1]

くぼた とみお
久保田 富雄
生誕 (1930-12-06) 1930年12月6日
日本の旗 日本 東京都
死没 (2020-06-30) 2020年6月30日(89歳没)
国籍 日本の旗 日本
研究分野 整数論
研究機関 名古屋大学
出身校 名古屋大学(学士修士
主な業績 久保田-レオポルドのp進L関数
主な受賞歴 山路賞
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

略歴

編集

1930年生まれ。1952年名古屋大学理学部卒、1958年理学博士[2]。1961年名古屋大学理学部教授[3]。1994年退官、同 名誉教授、1994年名城大学理工学部教授(2000年まで)[4]

受賞および講演歴

編集
  • 1955年 代数的整数論国際シンポジウム報告者[3]
  • 1968年 山路賞[3]
  • 1970年 ICM 1970 Nice 招待講演[5]

業績

編集

業績に、P進L関数メタプレクティック理論Eisenstein級数の理論、一般剰余相互法則の幾何学的証明、実解析的保型形式等の独創的な業績がある。

著作

編集
日本語
  • 『整数論入門』(1971年、朝倉書店
  • 『数論論説--メタプレクティック理論と幾何学的相互法則』(1999年、牧野書店)

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ 久保田富雄(くぼた・とみお)氏(名古屋大学名誉教授)が,6月30日に逝去された.
  2. ^ 『アーベル拡大体系における密度』、名古屋大学、1958年。理学博士。NAID 500000492732
  3. ^ a b c 『日本の数学100年史(下)』(1984年、岩波書店)
  4. ^ https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000040022511/ KAKEN 久保田 富雄 KUBOTA Tomio]
  5. ^ ICM Plenary and Invited Speakers 国際数学者連合公式サイト(英文)