二程(にてい)、あるいは二程子(にていし)は中国北宋時代の儒学者、程顥・程頤の兄弟である。思想傾向が近いこともあって一緒に論じられることが多い。二程の学問は「程学」「周張二程の学」ともいわれ、北宋道学の中心に位置する。思想は天地万物と人間を生成調和という原理で一貫させ、統一的にとらえた点に特質がある[1]。朱熹は道統によればその後継にあたる。朱熹は著書において程顥・程頤を区別せず「程子」として引用している。