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京都市幽霊バス問題(きょうとしゆうれいバスもんだい)は、朝日放送(ABC)(当時)が、夕方のニュース番組ABC NEWSゆう(当時)で取り上げた京都市営バスの無届け路線バス運行問題である。

概要編集

少なくとも2002年から京都市交通局は、国土交通省に運行計画の届け出が必要にもかかわらず、市営路線バスを5つの路線を無許可で運行していたことが発覚した[1]。本来なら存在しない路線であり、番組は幽霊バスと呼んだ(「幽霊バス」とは番組が独自に名付けたものであり、後述の理由により利用者に存在自体が周知されておらず、「幽霊バス」と呼ばれていたわけではない)。

幽霊バスは他のバスと異なり系統や途中経路の表示がなく、行き先だけが記されているほか、停留所での案内にも表示されていなかった。そのため、どのような路線なのかは終点まで行く利用者以外にはわからず、不便で利用しにくい路線バスとなっていた。

京都市交通局はこれらのバスについて乗客が多いなどの理由を挙げ、「臨時バス」という名目で走らせていた。しかし、定期運転されているバスの続行で運転されていることもあり、そう言ったバスの乗客は極端に少なく、番組の取材では終点まで乗客が1人も乗らない場合もあったと報道されていた(これに対して交通局側は「あくまでも定期運行路線の途中までの便であるから、届け出は必要ない」との見解を当時示していた)。

これらの幽霊バスは「支部長ダイヤ」「執行委員ダイヤ」と呼ばれていた。これは京都市交通局労働組合幹部が労組に専念するとヤミ専従と批判されるため、乗務時間の短い臨時バスを京都市交通局労働組合幹部が運転して仕事をしているアリバイにしようとしているのではないかと番組は指摘した。

番組の取材により、番組を確認した国土交通省近畿運輸局からの指導があり、2007年5月20日まででこれら「幽霊バス」は是正され、運行を停止した[1]。また2008年の京都市営バスのダイヤ改正以降、従来は停留所に表示のなかった臨時系統の時刻表も掲載されるようになっている。

脚注編集

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  1. ^ a b 支部長ダイヤを廃止”. 京都新聞インターネットアーカイブよりキャッシュ) (2007年5月22日). 2009年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月4日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集