企画(きかく)とは、なにかをするために計画を立てること、およびその結果できた計画[1]。ある意図をもって立てた計画のこと[2]企てくわだて、ともいう[1]。「企てくわだてを描く」という意味の用語[2]。あるいは「企てくわだて画くえがく」という意味の用語である。しばしば動詞形で「企画する」という。

概要

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まず明確な目的があって、その実現のために立てられる計画が企画である[2]。目的を実現するためのロジック論理)がある[2]

なお、故・伊丹十三監督は、映画づくりの秘訣を尋ねられた際に「人が望むものを予期せぬカタチで提供する」と答えた。人のニーズを的確に把握した上で、予期しない意外なことを提示してゆくことが映画づくりの極意だと答えたのである[2]。これは企画にも使える。

企画書

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組織においては関係者から企画についての納得を得るために企画書を作成する。

企画書には、企画書通りに実行した際の到達点が書かれていなければならない[3]。ただ単に何をすべきか書かれたものは指示書になる[3]

ビジネスの場面ではしばしばPDS「PLAN - DO - SEE(計画、実行、管理・分析)のサイクルを回せ」というが、企画書はPLANの段階に相当する[3]

組織で作成される文書は一定期間保管されるものだが、企画書は採用されなければ捨てられる[3]。 また、企画書には書式がほぼない[3]

企画の例

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b 企画”. コトバンク. 2025年3月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e 井徳正吾「1」『「企画書」の基本&書き方がイチから身につく本』すばる舎、2009年。 
  3. ^ a b c d e 井徳正吾「2」『「企画書」の基本&書き方がイチから身につく本』すばる舎、2009年。 

関連項目

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