材料科学における偏析については「偏析 (材料)」をご覧ください。 |
偏析(へんせき:monotectoid)は合金などが凝固するときの凝固形態、結晶組織の一つで、固相α1から固相α2と固相βが形成したときにできる結晶である。 偏析ができるような反応を偏析反応(monotectoid reaction)という。
(偏晶反応、共析反応とよく似ている。) 固相がα1とα2に分解するが固相βとなるのはα2だけと偏っているため「偏析」という。
『見方・考え方 合金状態図』 オーム社(2003)三浦 憲司,小野寺 秀博,福富 洋志(著)104-116頁 ISBN 978-4274087448