歌心りえ
歌心 りえ(うたごころ りえ、1973年6月30日[1] - )本名 八塚(やつか)りえ は、栃木県西那須野町(現:那須塩原市)出身の日本の女性歌手である。夫が営む東京・下北沢のライブレストランで年に3~4回、自身のライブを開催していた[2]2024年4月から5月にかけて韓国のケーブルテレビ局である毎日放送(MBN)で制作・放送された『日韓トップテンショー』『日韓歌王戦』に歌心りえ名義で出演し、50歳にして韓国で突如ブレイクした[3]。2004年に冬のソナタの日本初の公式カバー曲を発表した3人組音楽グループSeptemberのメンバーとしてはRieの名で活動している[4]。
歌心 りえ, 八塚 りえ | |
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別名 | 八塚 りえ、Rie |
生誕 | 1973年6月30日(51歳) |
職業 | 歌手 |
活動期間 | 1995年3月 - |
レーベル |
ビクターエンタテインメント&エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ(2025年 - ) U-can(2004年 - 2024) ワーナーミュージック・ジャパン(1995年 - 1997年) east west japan(1997年 - 1998年) ワーナーインディーズレコード(1999年) 音倉レコード(2000年 - 2004年) |
事務所 |
トロットガールズジャパン製作委員会(2024 - ) U-can(2004年 - 2023年) |
共同作業者 |
八塚順子(Letit go; Ciao) 天野茂(Letit go) Qoonie(September; Rie&Qoonie) Momo(September) Futaba(September) Mayumi(September) |
公式サイト | 歌心りえ |
略歴
編集1994年、「SONY Voice 2」オーディションの最終選考まで残ったのをきっかけに翌1995年、実姉と共にLetit goのメンバーの八塚 りえとしてワーナーミュージック・ジャパンよりデビューした。セカンドシングルの「200倍の夢」がポカリスエットのCMタイアップ曲となった。その後Letit goを脱退し、実姉とのユニットCiaoを結成し、east west japanから1997年に「Rainy Heart」でデビューした。
1999年、ZEEBRAの全面バックアップによってRie名義でソロデビューし、「冷たい水の中の太陽 features ZEEBRA REMIX」をリリースした。その後、大江千里や天野月子等の録音やコンサートにコーラスとして参加する傍ら、ソロ活動をした。
2003年4月、音倉レコードよりソロアルバム『One』をリリースした。ソロ活動をする一方、ピアノとチェロとボーカルによるアンサンブルSeptemberを2004年に結成し、韓国ドラマ『冬のソナタ』挿入曲の日本語バージョンや韓国映画『私の頭の中の消しゴム』テーマ曲の日本語カバーなどをリリースした。
2006年、フジテレビ系の「月9」枠で放送された連続ドラマ『危険なアネキ』の挿入歌「Tender Love」を発売し、同年12月、アンドレ・ギャニオン×小椋佳×Septemberのコラボによる「25時の沙羅」をリリースした。2008年4月、フジテレビフラワーネットCMとタイアップした「咲きましょう」をリリースし、同時に花をテーマとした男性アーティストのヒット曲をカバーしたアルバム『FLOWER's』をリリースした。
2010年4月よりテレビ東京系の音楽番組『歌の楽園』にSeptember Rieとして準レギュラー出演し、2012年10月、Rie&Qoonieとしてソロ活動し、ライブハウスや各イベントなどに出演した。
2023年から2024年にかけてWOWOWとABEMAで放送された日韓共同プロジェクトのオーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』に歌心 りえの名で出演し、2024年2月22日開催の決勝で最終決戦の3人に残った[5]。その後2024年4月から5月にかけて韓国のケーブルテレビ局である毎日放送(MBN)で制作・放送された『日韓トップテンショー』『日韓歌王戦』に出演し、番組が韓国で人気になり、歌心りえが日韓両方で注目・評価された[3]。
2025年4月2日にビクターから『SONGS』、エイベックスから『HEARTS』という2つのアルバムを同時に発売した[6]。両アルバムとも中島美嘉の「雪の華」をはじめとするヒット曲をカバーした選曲で、『SONGS』にはオリジナル曲が2曲入っている[6]。「雪の華」は歌心りえが『日韓歌王戦』で歌った動画がYouTubeで公開され、再生数が1000万回を超えていて[7]、『SONGS』ではほぼオリジナルどおりの編曲で収録され、『HEARTS』版では新たな編曲で歌われている[6]。『日韓歌王戦』での「雪の華」の歌唱について歌心りえ本人は「アドレナリンが出まくって、緊張感もみなぎった中での歌唱」と語っている[6]。
ディスコグラフィー
編集Letit go
編集- 1st Single:勇気は君のEmblem
- 2nd Single:200倍の夢
- 1st Album:200倍の夢
Ciao
編集- 1st Single:Rainy Heart
- Maxi Single:それが恋かもしれない
Rie
編集- Maxi Single:冷たい水の中の太陽 features ZEEBRA REMIX
- Mini Album:One
- Maxi Single:Tender Love
September - Rie&Qoonie
編集- 1st Single:冬のソナタ 〜最初から今まで〜
- 2nd Single:約束
- 3rd Single:A moment to remember
- 1st Album:UNO
- 4th Single:赤い糸
- 5th Single:25時の沙羅
- 6th Single:咲きましょう
- 7th Single:明日咲く花
- 2nd Album:FLOWERs
(上記までSeptember名義)
- 8th Single:あのね 〜青色の傘〜
歌心りえ
編集カバーアルバム
編集# | 発売日 | タイトル | 形態 | 規格品番 | 発売元 | |
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1-1 | 2025年4月2日 | 「 SONGS 」 | CD | VICL 66056 | ビクターエンタテインメント | |
1-2 | 2025年4月2日 | 「 HEARTS 」 | CD | AVCD 63705 | エイベックス ・ ミュージック ・ クリエィティヴ |
メディア出演
編集- RADIO BERRY:September Rieとジルデコ chihiRoのいつだってハーモニー♪ 2010年4月〜9月
- テレビ東京:歌の楽園 2010年4月〜2011年3月
- フジテレビ:千鳥の鬼レンチャン 2024年11月17日
- JFN系列:OH! HAPPY MORNING 2025年4月30日、5月7日
脚注
編集- ^ “生まれた日の新聞”. Rie's Blog! (2009年12月14日). 2012年11月29日閲覧。
- ^ “50歳にして韓国で突如ブレイクした無名歌手・歌心りえは何者? 「有名になった実感はない」(2ページ目)”. デイリー新潮 (2024年7月1日). 2025年6月21日閲覧。
- ^ a b 「50歳にして韓国で突如ブレイクした無名歌手・歌心りえは何者? 「有名になった実感はない」1/2ページ」「同 2/2ページ」『デイリー新潮』2024年7月1日。2024年8月30日閲覧。
- ^ 「September official site」
- ^ 「トロット・ガールズ・ジャパン優勝は元アイドル福田未来「諦めなくてよかった」1300万円獲得」『日刊スポーツ』2024年2月23日。2024年8月30日閲覧。
- ^ a b c d 「【歌心りえ】異例の2社同時リリースでビクターVSエイベックスのエースエンジニア対決に!?」avex portal、2025年4月7日。2025年4月19日閲覧。
- ^ TOP 芸能 「雪の華」がYouTubeで1,000万再生を突破!51歳の歌心りえ『千鳥の鬼連チャン』にも出場、オーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』で準優勝」『婦人公論.jp』2025年4月2日、中央公論新社。2025年4月19日閲覧。