冬の時代(ふゆのじだい)とは、ある産業文化活動などが低調な時代を指す慣用表現。

しばしば、ブームが去った後の時代を指し、始まりは明確だが、回復は緩やかなため終わりははっきりせず、「冬の時代は終わったのか否か」が論じられることがある。

日本 編集

社会主義運動冬の時代[1]
大逆事件1910年)以降約5年間をさす。堺利彦は〈売文社〉をおこし、文筆に力を注ぎ、荒畑寒村大杉栄は、雑誌『近代思想』を発行し、言論活動の場をつくったように、社会運動よりも文化運動に力を注いでいた。[要説明]

『冬の時代』木下順二の戯曲(1964年初演劇団民藝

日本のボクシング史
1980年代がこう呼ばれた。
SF冬の時代
1980年代末から1990年代全般を指す。
アイドル冬の時代
おニャン子クラブ解散後の1980年代末から1990年代前半。アイドルを参照。
テーブルトークRPG冬の時代
1990年代後半を指す。

その他の用例 編集

編集

  1. ^ 祖父江昭二『二〇世紀文学の黎明期』(新日本出版社、1993年、ISBN 4-406-02160-4)による

関連項目 編集