分語法(ぶんごほう、または分置合成語分割古代ギリシア語τμῆσις, tmēsis,「分離」)とは、元々は動詞の構造を分解すること。

おそらくホメロスより前の時代には文法的に可能だったのかも知れないが、ホメロスの時代には既に修辞技法になっていて、韻律のために使われていた。

  • ἐξερῶ, exerōἐκ τοι ἐρέω, ek toi ereō - ホメロス

ここでは動詞が語幹接頭辞に分置されている。

さらに、を(語幹と接頭辞あるいは接尾辞に)分割して、その間に別の語あるいはの要素を挿入するという意味もある。

  • Wohin willst Du? → Wo willst Du hin?(どこへ行きたいですか) - ドイツ語の例

関連項目 編集

  • 分離動詞 - ドイツ語などで、接頭辞が切り離される動詞。修辞技法ではなく文法規則として決まっている。