割れ目噴火(われめふんか、英語: Fissure vent)は、地表に生じた線状の割れ目から、大量のマグマが噴出される噴火である[1]裂け目噴火(さけめふんか)あるいは線状噴火(せんじょうふんか)とも。

A volcanic fissure and lava channel
Lava channel on Hawaii
Eruption fissure with spatter cones, Holuhraun, Iceland, 2014
Mauna Loa with different lava flows and fissure vent
Crater row of Laki
Eldhraun, a lava field produced by the Laki craters
Cinder cones on Etna

概略編集

地面に長い割れ目が生じ、そこから一斉に溶岩を吹き出すような噴火で、アイスランドハワイなどで発生しやすい[2]。割れ目噴火は、流れやすい玄武岩質マグマの活動によるものが多い[1]。通常は、爆発的な活動なしに溶岩が噴出する線形の火山噴火である。多くの場合、通気口の幅は数メートルであるが、割れ目の長さは数百mから数十kmに達することもあるという[1]。なお、溶岩の粘性が低くなければ割れ目はきれいにはならず、溶岩ドームのような丸まった形で地盤の変形を起こす。

事例編集

過去に発生した割れ目噴火として著名なものは、1783年に起きたアイスランドラキの噴火である[3]。この時の噴火では、地下水マグマに触れて水蒸気爆発が発生し、長さ26kmにわたり130もの火口が誕生した。

日本でも、1983年三宅島の噴火や、1986年伊豆大島三原山の噴火などで、この割れ目噴火が発生している[4]

割れ目火山について編集

脚注編集

  1. ^ a b c われめふんか【割れ目噴火】”. Gakken. 2020年11月2日閲覧。
  2. ^ a b 割れ目噴火”. 2020年11月2日閲覧。
  3. ^ Grímsvötn volcano”. 2020年11月2日閲覧。
  4. ^ 35A. 1986年 伊豆大島カルデラ床割れ目噴火の推移 : 写真解析 : 日本火山学会1987年度春季大会”. 2020年11月3日閲覧。