勝念寺(しょうねんじ)は京都市伏見区石屋町にある浄土宗の寺院。山号は安養山(あんようざん)

勝念寺
所在地 京都府京都市伏見区石屋町521
山号 安養山
院号 往生院
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 天正15年(1587年
開山 聖誉貞安
別称 かましきさん
札所等 通称寺の会(かましきさん)
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本尊は阿弥陀如来。地蔵堂には織田信長より賜うと伝わる釜敷地蔵尊が祀られており「かましきさん」と通称され江戸時代より厄除、災難除け、除病の霊験で信仰を集めている。

他に同じく織田信長より賜うと伝わる「閻魔法王自作像」やチベット仏教の緑多羅菩薩「多羅観音」その他多くの仏像が伝わっている。

また天明年間に伏見奉行小堀政方の苛政を幕府に直訴して伏見町民の苦難を救い、みずからは悲惨な最期を遂げた伏見義民七人の一人薪炭商柴屋伊兵衛の墓所がある。

近年は九月萩のころ境内を開放して道行く人に萩を振る舞う「萩振る舞い」の寺として知られている。

歴史 編集

織田信長より安土で賜ったという身代釜敷(かましき)地蔵尊や閻魔法王が自ら彫り上げたという霊像、及びチベット仏教の緑多羅菩薩(多羅観音)その他の仏像がある。

境内 編集

前後の札所 編集

通称寺の会(かましきさん)

所在地 編集

  • 京都市伏見区石屋町521

アクセス 編集

脚注 編集

注釈 編集

参考文献 編集

[1]學苑 昭和女子大学紀要  913号(資料紹介特集号)〔資料〕『京伏見 丹波橋 安養山勝念寺蔵『焔魔法王尊像縁起』翻刻と解題』  著者 松葉俊明, 関口靜雄

[2]『蓮門精舎舊詞』(続第十九巻所収 「浄土宗全書」)第四巻 53p

[3]「東アジア仏教における多羅信仰と文化交渉」 著者 索南卓瑪 第八章第四節 京都勝念寺における多羅観音菩薩 180p-188p 『東アジア文化交渉研究』第10号 関西大学大学院東アジア文化研究科

[4]「伏見天明事件要録」「天明六丙午年正月文殊九助丸屋九兵衛江戸願ニ付京都吟味一件噂豫集拾」「城州伏見天明事件庄屋勘兵衛江戸日記」伏見義民顕彰会 「雨中之鑵子」伏見義民碑保存會 

外部リンク 編集

勝念寺(かましきさん)公式ホームページ

大雲院公式ホームページ

通称寺の会