『北回帰線』(きたかいきせん、Tropic of Cancer)は、ヘンリー・ミラーの小説。1934年にパリで発表された。
ミラーの処女作であり、自伝的小説でもある。1930年代のフランス(主にパリ)の日常を、過去と現在の視点で描いたもの。1961年にアメリカでも刊行されたが、作品内の性表現が法律に触れ、発禁になった(1964年に連邦最高裁で「わいせつ文書ではない」とする判決があった)。
ジョージ・オーウェルは、「1930年代中頃の中で最も重要な本」としている。
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