十字』(クロス)は、天川すみこによる日本漫画作品。

概要編集

1996年から2000年まで「ミステリーDX」(角川書店)で不定期連載され、単行本は5巻まで刊行されている。掲載誌の休刊に伴い、未完である。

高校生にして、一流のエクソシスト天草聖が、人の心の隙を付け狙う悪魔に取り付かれた人々を救う物語。

登場人物編集

天草 聖(あまくさ たから)
高校2年生。エクソシスト。12歳の時、堅信式を終え、正式にエクソシストになった。
ハーフイタリア人である父と日本人の母の間に生まれたクォーター。瞳は透き通ったブルー・グレイ。
『†』(クロス)という暗号でエクソシズム(悪魔祓い)の依頼を受ける。エクソシズムの時、十字を切ると額から十字架が出現する。その際は、出血を伴い十字の痣が残る。
祭 静羽(まつり しずは)
クリスチャンの家庭に生まれた。洗礼名はアンジェラ。
『天国の聖文字』(スクリプトゥラ)=神の御言葉がみみず腫れのように肌に浮き出る。その身体を邪教集団に狙われ、生け贄にされそうになったところを逃げ出し、聖に依頼し、救われる。バチカンへ避難したが、身体に浮き出る聖文字を『奇跡』だと審問会にかけられそうになるが、自由を奪われたくないという思いと、自分の『奇跡』は自分で追究したいと思い、帰国。聖の高校の英語教師となる。
B90 W56 H87とスタイルが良く、学校の男子生徒からは人気が高いが、修道女である堅い学院長らからは服装などを度々注意される。味覚音痴。
天草 ジェラルド(あまくさ ジェラルド)/ジェラルド・ベルナルド・セルリオ
聖の父親。ステラ・クロス教会の神父。一流のエクソシスト。
天草家は代々、ステラ・クロス教会とエクソシストの仕事を世襲する。天草家の一人娘と結婚、聖をもうける。カトリックの修道士は結婚できないが、聖曰わく「理由あり」とのこと。世間には、聖は養子ということになっている。
案外性格はお茶目で、聖と静羽の関係を心配しつつ見守っている。

各話一覧編集

掲載誌は全て「ミステリーDX」である。

  1. 暗号名『†』(1996年5月号)
  2. 鏡の命(1997年1月号)
  3. 罪の形、嘘の型(1997年6月号)
  4. 目には目を(1997年10月号)
  5. CROSS ONESELF I・II(1997年12月号・1998年1月号)
  6. 101匹目の羊(1998年4月号)
  7. 十戒の7 I・II・III・IV(1998年5月号・6月号・7月号・8月号・10月号)
  8. 骨から生まれた女 I・II・III(1998年12月号・1999年1月号・2月号・3月号)
  9. 天使が孵化する馨 I・II(2000年1月号・2月号・3月号)
  10. 見える穴、見えない穴(2000年5月号)
  11. 禁じられた遊戯 I(2000年8月号)

刊行書籍編集

ASUKA COMICS 角川書店

  1. 1997年8月19日 ISBN 4-04-924681-3
  2. 1998年9月17日 ISBN 4-04-924735-6
  3. 1999年6月17日 ISBN 4-04-924778-X
  4. 1999年7月17日 ISBN 4-04-924782-8
  5. 2001年1月17日 ISBN 4-04-924842-5