古石篤子

日本の言語学者

古石 篤子(こいし あつこ)は、日本言語学者慶應義塾大学名誉教授。元日本フランス語教育学会会長。

人物・経歴 編集

1972年国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。1980年パリ第3大学大学院修士課程修了。1983年東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文専門課程修士課程修了[1]。1986年同博士課程単位取得退学[2]流通経済大学経済学部専任講師[2]。1987年パリ第8大学大学院博士課程修了、言語学博士[1]

流通経済大学経済学部助教授を経て、1991年慶應義塾大学総合政策学部助教授。1999年慶應義塾大学SFC研究所副所長。2002年慶應義塾大学総合政策学部教授[2]。2012年日本フランス語教育学会会長[3]。2014年定年退職[4]、慶應義塾大学名誉教授[5][2]。専門はフランス語学言語学、フランス語教授法[1]

著作 編集

  • 『フランス語をつかって…』(田島宏と共著)朝日出版社 1991年
  • 『NHK新フランス語入門』日本放送出版協会 1997年
  • 『金色の眼の猫』駿河台出版社 1999年

編著 編集

  • 『言語教育における多様性について : 初等・中等教育における政策と実践 1』慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 2008年
  • 『言語教育における多様性について : 初等・中等教育における政策と実践 2』慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 2008年
  • 『「ことばの教育の、あした」を考える : 多言語活動のすすめ』慶應義塾大学湘南藤沢学会 2014年
  • 『外国語教育は英語だけでいいのか : グローバル社会は多言語だ!』(森住衛, 杉谷眞佐子, 長谷川由起子と共編著)くろしお出版 2016年
  • 『フランス語でシャンソンを : さくらんぼの実る頃・枯葉』(渡邊みきと共編著)白水社 2021年

編集 編集

  • 『ろう児への言語教育のあり方を求めて』(佐々木倫子と共編)慶應義塾大学湘南藤沢学会 2004年
  • 『外国語教育のリ・デザイン : 慶應SFCの現場から』(平高史也, 山本純一と共編)慶應義塾大学出版会 2005年
  • 『混乱・模索するろう教育の現場 : 教育政策・言語政策のはざまで』(佐々木倫子と共編)慶應義塾大学湘南藤沢学会 2008年

翻訳 編集

  • 『『第二の性』序論 : 試訳』藤沢:湘南藤沢学会 1995年

監修 編集

  • 『ハルミブック指導書 手話版,日本語版』バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター 2009年
  • 『ドイツにおける移民政策「統合コース」の検証 : フランス・オランダの例との比較を交えて』慶應義塾大学湘南藤沢学会 2014年

脚注 編集