味覚シェア技術
味覚シェア技術（みかくシェアぎじゅつ）は、第6世代移動通信システム（6G通信）を使って味をデータ化し、相手の感じる味覚を予測し、その味をシェアできるよう味を生成する技術である[1]。
概要 編集
会話での共有が難しい味覚の共有に関し、約25の項目からさまざまな場面における食べ物の味をデータ化し、そのデータに基づいて苦味、甘み、酸味などを調合した液体を生成し、相手の感じる味をシェアする技術である[2]。母親の作った料理や、子どもの頃に感じた味、映画内で登場する食べ物の味の液体を生成し、その味を感じることができる[3]。2024年1月17日にNTTドコモによって初めてその技術が公開された。
技術 編集
NTTドコモ、宮下芳明研究室、H2L株式会社によって開発された。この技術は、味覚のデータを把握する機器、味覚の感度に対する個人差を推定する機器、味覚を再現する機器で構成される技術である[4]。
関連項目 編集
脚注 編集
- ^ “ドコモが世界初 相手の感じる「味」を再現・共有”. テレ朝news. 2024年1月23日閲覧。
- ^ “ドコモが世界初 相手の感じる「味」を再現・共有（ANNニュース）”. メ～テレニュース. 2024年1月23日閲覧。
- ^ “映画のグルメも体験可能に？世界初！ドコモが味覚共有技術を開発「母親が作ったスープを子どもが食べて感じる味」再現｜FNNプライムオンライン”. FNNプライムオンライン (2024年1月16日). 2024年1月23日閲覧。
- ^ “世界初！6G時代の新しい価値を提供する「人間拡張基盤」に味覚を共有する技術を開発 | お知らせ | NTTドコモ”. www.docomo.ne.jp. 2024年1月23日閲覧。