ポータリヤ経[1](ポータリヤきょう、: Potaliya-sutta, ポータリヤ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第54経。漢訳で『哺多利経』(ほたりきょう)[2]とも。

類似の伝統漢訳経典としては、『中阿含経』(大正蔵26)の第203経「晡利多経」がある。

釈迦アンガ国アーパナ村ポータリヤ(哺多利)に仏法を説いていく。

構成 編集

登場人物 編集

場面設定 編集

ある時、釈迦は、アンガ国アーパナ村に滞在していた。

そこにポータリヤという人物が訪れ、捨断について問う。

釈迦は彼に、比丘の八戒、五つの喩え、三明などについて説く。

ポータリヤは法悦し、三宝への帰依を誓う。

日本語訳 編集

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典2』(第10巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)中分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典2』(第5巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典 編集

  1. ^ 『パーリ仏典』片山
  2. ^ 『南伝大蔵経』、『原始仏典』中村

関連項目 編集

外部リンク 編集