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善春
鎌倉時代の大和国の善派の仏師
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"善春"
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(
2011年12月
)
善春
(ぜんしゅん、生没年不詳)は、
鎌倉時代
に
大和国
(現在の
奈良県
)で活躍した
善派
の
仏師
。
善慶
の子。
聖徳太子像を安置する元興寺の本堂
叡尊像を安置する西大寺の本堂
略歴
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文永5年(
1268年
)、
元興寺
の
聖徳太子
像(現存、
重要文化財
)を造像。
建治
2年(
1276年
)、
西大寺
の
大黒天
像(現存、重要文化財)を造像。
1280年(弘安3年)、西大寺の興正菩薩
叡尊
像(現存、重要文化財)を造像。興正菩薩像は叡尊80歳の寿像(像主の生前に作った
肖像
のこと)で、迫真の写実に成功した面貌、量感ある体躯、そこに刻まれた力強く動きのある衣文によって、老いてなお活力に富む像主の彫出に成功しており、鎌倉後期彫刻の中で傑出した作品である。
主に大和の西大寺で叡尊に重用され
法橋
となった。
参考文献
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奥健夫
『日本の美術536 奈良の鎌倉時代彫刻』
ぎょうせい
、2010年
ISBN 978-4-324-08745-9
関連項目
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善派
叡尊