滑稽本から派生しているが、短編であるという点が特徴である。笑い話や小咄を集めた集成本であり、落語、川柳、洒落本の原点などとの関係も深い。およそ元和、寛永頃に誕生し、古くから挿絵も見られる。浮世絵の祖といわれる菱川師宣による『私可多咄』が絵師の落款のある最初の作品とされる。その後、菱川派、鳥居派、勝川派、北尾派、喜多川派、歌川派、葛飾派など多数の浮世絵師が噺本の挿絵に携わっている。末期には黄表紙、合巻風の噺本も制作され、その挿絵もこれに準じたものになっていった。
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