四ツ橋竹彦とは、『四つ子ぐらし』の登場人物である。

概要

かつて大企業クワトロフォリアを運営していた、四ツ橋家の家長。現在は会長を務めている。トウキ李央の祖父。 竹彦がいなければクワトロフォリアは大きな会社にはならなかったと言われるほど偉大な人物だが、その反面ナルシストで飽きっぽい人とも言われている。一人称は「わし」。

正体

第14巻で明かされた正体は、本作の黒幕その人。 竹彦こそが四つ子の母、を死んだことにした張本人であり、四つ子の過去の元凶でもある。に命じて四つ子を引き離そうとしたのも彼である。 また、撫子にとっても天敵である父・勝臣に自分の居場所を教え、危険な目に遭わせた因縁の相手である。

各巻での動向

2巻

麗の台詞で名前のみ初登場。

5巻上

麗の台詞によって、四つ子を引き離す計画の首謀者であることが判明。

5巻下

李央の台詞によって、クワトロフォリアの会長をしていることが判明。

11巻

この巻の終盤、トウキが失踪者を探す番組に出演し、雅を探そうとしているのを知るやいなやテレビ局に圧力をかけ、番組の内容を変更させていたことが判明。 これがきっかけで四つ子との因縁が始まる。

12巻

前巻での行動が災いし、四月を誘拐した犯人なのではないかと言われていた。

13巻

李央によって性格が判明。その性格とは、自分勝手で横暴という四つ子の想像通りのものであった。

14巻

ついに四つ子と直接対決・・・のはずが竹彦が一方的に怒鳴り散らしただけで対決にもならず四つ子は追いやられてしまう。 その後は撫子vs四つ子の対決を見物して時折四つ子を罵ったりしていたが、竹彦の行動を問題視した蘭子が乱入し、四つ子のジャマをするなとキツく言われたことで渋々、「わしはジャマをしない。これでいいか⁉︎」とヤケクソながらも雅を探すのを認めた。 これで竹彦との因縁は終わった・・・と思いきや。

15巻

終盤に登場。 その前の場面で勝臣が宮美家を襲っており、なぜ勝臣は四つ子の住所が分かったのか不思議に思っているところへ竹彦から電話がかかってくる。そこで勝臣が襲ってきたのは竹彦の仕業であることが判明。勝臣に四つ子の住所を教えたのは竹彦だったのである。さらにこの回で撫子が男子であることが判明するのだが、竹彦は彼が男子であることを知っておきながら女子として育てられているのを「李央への教育」と称し見て見ぬふりをして撫子が傷つく原因をつくっていたことも判明。 そのあまりに酷い行動に三風からは「人の心がない」、一花からは「人でなし」、李央からは「ふざけるな!」とまで言われた。

余談

余談だが、竹彦のである菊造も昔はひどい人だったようで、李央の話によればピアノを習いたいという麗の願いを踏みにじってバレエを習わせていたり 家族旅行の行き先を勝手に変えたりしていたようである。 竹彦と菊造は兄弟そろって自分勝手な性格なのだった。

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