回帰不能点
回帰不能点(かいきふのうてん、英: The Point of No Return)とは、 この先進めば、もう二度と後戻りできない分岐点を指す言葉である。
起源
編集もともと、回帰不能点は飛行機が離陸した飛行場に戻ることができなくなった飛行中のポイントを指す航法の専門用語として使われ始めた。
大衆文化におけるこの言葉の出現には、ジョン・P・マーカンドによる小説「ポイント・オブ・ノーリターン」が関わった。この小説はポール・オズボーンによる同じ名前のブロードウェイ演劇に影響を与えた。この小説と演劇の中で、回帰不能点はニューヨーク市の銀行家の人生における極めて重要な時期に関係している。物語で、主人公は2つの「回帰不能点」に直面する。
関連する表現
編集- 賽は投げられた
- ガイウス・ユリウス・カエサルが当時ガリア総督であったときに元老院のグナエウス・ポンペイウスに背き軍を率いて南下し北イタリアのルビコン川を通過する際に言ったとして知られる言葉。