国務長官(こくむちょうかん、Secretary of State)

目次

アメリカ編集

アメリカ合衆国国務長官 (United States Secretary of State)
1789年に設けられたアメリカ合衆国の外交を担当する閣僚で、アメリカ国務省(日本の外務省に相当)の長官。
アメリカ各州の州務長官 (Secretary of State)
アメリカでは各州政府にも Secretary of State という上級職が存在し、日本ではこれが「国務長官」と誤訳されることが多いが、定訳は「州務長官」である。
アメリカ連合国国務長官 (Confederate States Secretary of State)
南北戦争当時 (1861〜65) の南部アメリカ連合国で外交を担当した閣僚。

イギリス編集

国務大臣としての国務長官 (Secretary of State for 〜)
イギリスの内閣における国務大臣の名称。例えば法務相は Secretary of State for Justice、運輸相は Secretary of State for Transport。ただし定訳は「〜大臣」または「〜相」である。

カナダ編集

外交担当国務長官 (Secretary of State for External Affairs)
カナダの外交を担当した閣僚で、カナダ外交省(日本の外務省に相当)の長官。1993年の中央省庁再編で「外務大臣」(Minister of Foreign Affairs) が新設され、これを引き継いだ。
カナダ担当国務長官 (Secretary of State for Canada)
1867年に自治領カナダとイギリス本国との調整役として設けられた閣僚で、第一次世界大戦後カナダが事実上の自治国家になると以後は主に国内の総務諸事を担当した。カナダ国務省(日本の総務省や海外の内務省に相当)の長官。1993年の中央省庁再編で廃止。
政務官としての国務長官 (Secretary of State)
1993年の中央省庁再編で上記の両 Secretary of State がなくなると、この名称は国務大臣 (Minister of State) を補佐する政務官(日本の副大臣や大臣政務官に相当)名称となった。

ドイツ編集

国務長官 de:Staatssekretär
ドイツ帝国において外交を担当した長官であるが、内閣とは別にドイツ皇帝の代理として国事を担当した。1917年ドイツ革命でドイツ帝国が倒れワイマール共和国が成立する間、暫定的に国務を担当した。ヴェルサイユ会議において外務大臣として調印したのは国務長官であり、ワイマール共和国において外務大臣(Außenminister)職が置かれると国務長官は使われなくなった。