国際社会学協会
国際社会学協会(こくさいしゃかいがくきょうかい Institut international de sociologie)、もしくは萬國社会学院は、フランスの社会学者のルネ・ウォルムスを中心に1893年に設立された国際学会。年一回の学会大会と、『国際社会学評論』(Revue internationale de sociologie) 誌の出版(1893年創刊)を活動の主内容とする。デュルケーム学派やル・プレー学派とはちがい、多様な主張の持ち主が集まる学会として機能していた。初代会長はイギリスの考古学者ジョン・ラボック。
1987年から『国際社会学評論』はローマ大学統計学部によって発刊されており、そのまま現在に至る。
代表的なメンバー
編集初期
編集会長
- ジョン・ラボック 会長
副会長
- ルネ・ウォルムス 有機体論の代表的な論者。初代編集長。
- アルフレッド・エスピナス フランスの哲学者。『動物社会』で知られる。
- ゲオルグ・ジンメル 形式社会学で知られるドイツの社会学者
- フェルディナンド・テンニース ドイツの社会学者
- ルヨ・ブレンターノ
- en:Lester Frank Ward
- ギュスターヴ・ル・ボン
- ヴェルナー・ゾンバルト
- ピティリム・ソローキン
- ソースティン・ヴェブレン
- en:Alfred Vierkandt
途中参加
編集- グスタフ・シュユモラー 新歴史主義の経済学者
- カール・メンガー オーストリア学派の経済学者
- ヘンリー・シジウィック
- エミール・シェイソン
- ガストン・リシャール
- カール・マンハイム
- フランツ・ボアズ
- en:Florian Znaniecki
- en:William Fielding Ogburn
- マックス・ウェーバー
外部リンク
編集参考文献
編集- 池田祥英『タルド社会学への招待――模倣・犯罪・メディア』(学文社、2009年)
- 中倉智徳『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』(洛北出版、2011年)
- Ulrike Schuerkens (1996). “THE CONGRESSES OF THE INTERNATIONAL INSTITUTE OF SOCIOLOGY FROM 1894 TO 1930 AND THE INTERNATIONALIZATION OF SOCIOLOGY” (pdf). International Review of Sociologie 6 (1): 7-24 .