国際連合安全保障理事会決議34

国際連合安全保障理事会決議34（こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ34、英: United Nations Security Council Resolution 34, UNSCR34）は、1947年9月15日に国際連合安全保障理事会で採択された決議。ギリシャ（当時ギリシャ王国）の情勢に関するもの。

国際連合安全保障理事会 決議34
日付：	1947年9月15日
形式：	安全保障理事会決議
会合：	202回
コード：	S/555
文書：	英語
投票：	賛成： 9 反対： 2 棄権： 0
主な内容：	ギリシャの情勢に関して
投票結果：	採択
安全保障理事会（1947年時点）
常任理事国
中国 フランス イギリス アメリカ合衆国 ソビエト連邦
非常任理事国
オーストラリア ベルギー ブラジル
コロンビア ポーランド シリア

この決議では、ギリシャとアルバニア・ユーゴスラビア・ブルガリアの間の紛争を理事会の議題（継続して議論するべき項目の一覧）から削除することを定めた。

また付属して事務総長に対し全ての記録と文書を総会が自由にできるように指示するよう要請することも定めた。

決議は賛成9票、棄権2票（ポーランドとソビエト連邦）で採択された。

詳細

以下は決議の英文。

The Security Council
(a) Resolves that the dispute between Greece, on the one hand, and Albania, Yugoslavia and Bulgaria, on the other, be taken off the list of matters of which the Council is seized ; and
(b) Requests that the Secretary-General be instructed to place all records and documents in the case at the disposal of the General Assembly.

以下はその和訳。

安全保障理事会は、
(a) 一方をギリシャ、他方をアルバニア、ユーゴスラビアおよびブルガリアとする紛争を、理事会が把握する事項のリストから除外することを決議する。
および、
(b) 事務総長が、本件に関するすべての記録および文書を総会の自由に処分できるよう指示することを要請する。

脚注

注釈

• 国連図書館の決議のテキスト

関連項目

• 国際連合安全保障理事会決議の一覧 (1-100)
• これ以前のギリシャに関する決議は以下の通り。
  • 国際連合安全保障理事会決議15
  • 国際連合安全保障理事会決議17
  • 国際連合安全保障理事会決議23
  • 国際連合安全保障理事会決議28

外部リンク

• 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります：United Nations Security Council Resolution 34